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東海地方最大級のミステリー専門書店「謎解き生活」がいよいよ10月23日オープン 本&謎好き必見の新書店の全貌を徹底レポート【まとめ/独自取材/大須】

以前の記事でもお伝えしたとおり、東海地方最大級のミステリー本を取り扱う専門店「謎解き生活 WAKASA&CO. BOOKS」が大須商店街内にて2025年10月23日にオープン。話題の新刊から貴重な絶版古書まで、国内外のあらゆるミステリー作品を集めた東海地方最大級の専門書店が誕生します。

ナゴヤトコトンでは、10月23日のオープンに先立ち「謎解き生活」の内部に潜入!名古屋の本好き・ミステリー好き・謎解き好きなら絶対に足を運んでみたくなる新書店の全貌と見どころを一挙まとめてご紹介します。

名古屋3店舗目となるわかさ生活の「専門書店」はミステリー本専門店!

10月23日にオープンする「謎解き生活」は、”ブルブルくん&アイアイちゃん”でおなじみのわかさ生活が展開する専門書店。2025年1月に名古屋・伏見にてリニューアルオープンした絵本専門店「えほん生活」、2025年4月に名古屋・栄オアシス21内にてオープンした恋愛本専門店「はつ恋生活」に続く3店舗目の専門書店です。

土地に根ざした専門特化型書店を名古屋から展開

「謎解き生活」を運営するわかさ生活では、2025年から直営店事業の取り組みを強化。本社のある京都ではブルーベリーの専門店をオープンし、名古屋では名古屋伏見に「わかさ生活書店」を営んでいたこともあり、各ジャンルに特化した専門書店の展開をスタートしたとのことです。

専門書店1号店として「わかさ生活書店」からリニューアルオープンした「えほん生活」は、名古屋市科学館やでんきの科学館などが近く子どもたちの来店が多かったことを踏まえて絵本に特化した専門店へ。続く栄オアシス21内にオープンした2号店は、若者や女性が多い場所ということを踏まえ、恋愛本に特化した「はつ恋生活」としてスタートしました。

そして今回オープンする「謎解き生活」は、こだわりを持ったコアな人たちが多い大須商店街内という場所との親和性を踏まえて”ミステリー”に特化したとのこと。街歩きや観光を楽しみに来る人たちも多いという大須の中で楽しんでもらえるよう”ミステリーな体験”ができるさまざまな仕掛けにも力を入れていくとのことでした。

1階も2階もミステリーが満載!「謎解き生活」見どころ10選

「謎解き生活」は2フロア合計400平米超と専門書店としては大規模サイズの書店としてオープン。店内には国内外のあらゆるミステリー作品約15000タイトルが集結しています。

今回は、ナゴヤトコトンがオープン直前の「謎解き生活」の内部を徹底取材!本好き&ミステリー好き&謎解き好きにはたまらない仕掛けが満載の「謎解き生活」の見どころを10選にまとめてご紹介します。

外観からミステリーの世界へついつい誘われるような演出が満載

「謎解き生活」は店舗の外観からミステリー感たっぷり。壁にはいかにも事件が起こりそうな建物の画が描かれており、足場に見立てた鉄パイプやマネキン人形の飾りつけがいっそう雰囲気を高めています。夜の暗い中で見たら、ちょっとびっくりしてしまいそうです(笑)

取材日の店頭には壁画のもとになった絵画も設置されていました。

花壇からは草花ではなく手や足が生えているのに。名作ミステリーをかかげておすすめしている光景はなんともシュールです。

入口ではプロジェクションマッピング付き立体模型がお出迎え

店内に入ると、最初にで見変えてくれるのが店内を案内してくれる立体模型。プロジェクションマッピングで様々な動くようになっており、ついつい見とれてしまいます。“見えない猫”が歩いて行って足跡を残していく様子は必見です。

立体模型の右側から店内を見た様子 ここからみる景色が最高でした!

書棚の1つ1つにテーマを設定し、ミステリーとの出会いを演出

「謎解き生活」の店内には美術館や博物館のように順路が設けられており、順路に従って進むとACT1~ACT13までそれぞれにテーマを持ったブロックを順番に見ることができます。

「謎解き生活」ではACTごとに担当が割り振られており、各ACTの担当者が選書やPOPなどを責任を持って行っているとのこと。ACTごとの個性豊かな構成も見どころの一つです。

店内は13のACT+古書コーナー”nostalgic box”で構成

ナゴヤトコトンが注目したのが、ACT01「名探偵たちの書斎」に設置されたアガサ・クリスティの書棚。赤い背表紙がズラリと並ぶ風景は、まさに圧巻です。

他にも「2時間ドラマの原作者たち」「こどもの世界の名探偵」「歴史に埋もれた真実」など、書棚ごとに個性豊かなテーマが設定。出版社や作家ごとではなくテーマに沿って書棚が構成されているのも大きな見どころです。

うっかり棚ごとほしくなる”本”型の書棚にも工夫がいっぱい

「謎解き生活」では書棚そのものも見どころの一つ。本を開いたようなデザインとなっており、本好きにはたまらない仕様になっています。

また、書棚が”足つき”になっているの点も要注目。腰の高さより上に本が並んでいるため、どの本も手に取りやすいのがうれしいポイントです。

さらに書棚の下側には引き出し式のテーブルも備え付け。季節ごとの飾りつけに利用されるほか、普段は本を選ぶ際にちょっと手元に置きたいにも助かる設計になっていました。

激レアミステリー本も見つかるかも!? 古書コーナー「nostalgic box」

階段を上がってすぐの場所は、古書を取り扱う「nostalgic box」エリア。ミステリーの名作が往時の姿のままで手に入れることができます。

「nostalgic box」の古書の中には、めったに見かけることがない激レア本も。出会った時が買い時です。

ミステリーの世界観に入り込める”フォトスポット”も設置!

「謎解き生活」では、書店には珍しい”フォトスポット”も設置。ミステリーの世界に入り込んだかのような良い雰囲気の中で撮影ができるスポットが複数設置されています。

一つ一つのスポットにも工夫が凝らされており、例えば2階窓際のスポットには窓の外に謎の人物が顔をひょっこりと。

その近くには和の趣が満載のスポットも。

さらに2階奥のスペースは、何とも雰囲気がありすぎる仕様となっていました。

これらのスポットはフォトスポットとしてソファや椅子に腰をかけて撮影することができる他、店内での休憩にも利用可能とのこと。混雑している時には譲り合って利用するように心がけましょう。

店内の細かな演出も見逃し厳禁

”体験型書店”を目指している「謎解き生活」には、店内の随所にもミステリーの世界観に浸れる演出がいっぱい。1階と2階をつなぐ階段を上るときにはプロジェクションマッピングで投影された猫が一緒に歩いてくれます。

階段の中腹には、どこかへ繋がっていそうな扉の演出も。

天井の照明やレジカウンターなどもアンティークで揃えられており、雰囲気作りに一役買っています。

お手洗いの入り口も雰囲気満点です。

”まっさらな本”がほしい人のための”Book Cellar”を完備!

店内1階奥に設置されているのがワインセラーならぬ「Book Celler」。”まだ誰も開いていない、まっさらな本が欲しい”という方の要望に応えるべく、一部の蔵書を新品のまま保管する専用の閉架式書庫が設けられています。

Book Cellerには店舗のスタッフしか入れないため、「まっさらな本がほしい」という方はスタッフに声をかけてくださいとのことでした。

1階奥のイベントスペースではマジックショーなどを開催

様々な形での”ミステリー体験”ができる書店を目指す「謎解き生活」では、1階奥にイベントスペースを設置。オープン当初はマジックショーなどをこのスペースにて開催するとのことです。

また、将来的にはこのスペースを活用した脱出ゲームも実施したいとのこと。そのため、イベントスペースから店内に続く扉には”暗証番号ロック”がスペースの”内側”に設置されています。やる気満々です。

もちろんブルブルくん&アイアイちゃんグッズも販売!

「謎解き生活」を運営するわかさ生活の人気キャラクター「ブルブルくん」「アイアイちゃん」グッズの販売コーナーももちろん設置。取材日はまだ準備中でしたが、かわいいブルブルくん&アイアイちゃんグッズも大須でゲット出来るようになります。

ミステリー×本×謎解きの新たな店内周遊型謎解きゲームが誕生

わかさ生活 プレスリリースより画像引用

ミステリーのワクワク感があふれた「謎解き生活」では、店内を歩きながら謎を解き進めていく周遊型の謎解きゲーム「WAKASA Mystery Letter」もオープンとともにスタート。手紙に書かれた謎を店内に散りばめられたヒントを頼りにミステリーを紐解く、新感覚の謎解き体験を楽しむことができます。

■店内周遊型謎解きゲーム「WAKASA Mystery Letter」 あらすじ

ここは名古屋のとある書店。

膨大な知識と物語が並ぶその空間は、いつしか人々から「謎解き生活」と呼ばれるようになった。しかし最近、この書店にはひとつの妙な噂が囁かれている。

『店員からの囁きには気をつけて。手紙だけは受け取ってはならない。』

噂はウワサ。そんなことなどあるはずがない。だがその噂を耳にした日、あなたはまさにその店員に呼び止められる。何やら怪しげな微笑を浮かべて。

「お客様に、お預かりしている手紙がございます。……そういえば、こんな噂をご存知ですか?」

微笑みの奥にかすかな影を宿す店員。差し出された封筒を受け取った瞬間、あなたの脳裏に浮かび上がる不思議な情景。

現実と虚構が交錯する奇妙な出来事の数々。あなたの運命が動き出す――。

「WAKASA Mystery Letter」は、「謎解き×地域活性」をコンセプトに全国でエンタメ町おこしを仕掛けるクリエイティブチーム「KAGENAZO」が制作を担当。初級者編となる「キンダンの青」と、中級者編の「ユウワクの赤」2種類が展開されるため、謎解き初心者からコアな謎解きファンまで、難易度を選んで楽しむことができます。

また、「謎解き生活」では、定期的にミステリー作家とのコラボイベントや、店内謎解き企画、ビブリオバトルなども実施予定とのこと。名古屋・大須で、極上のミステリー体験を味わえます。

新たな”ミステリーの聖地”のポテンシャルを秘めた「謎解き生活」

今回は、名古屋・大須商店街にて10月23日にオープンする「謎解き生活」の見どころについて、ナゴヤトコトン流の視点でまとめてご紹介しました。

プレスリリース等では”東海地区最大級”となっていますが、これだけ大規模なミステリー特化型書店は全国でも他に類を見ないと思われます。ミステリーの世界にどっぷりと浸れる様々な仕掛けも満載で、新たな”ミステリーの聖地”としてのポテンシャルをひしひしと感じる「謎解き生活」。名古屋エリアの人たちはもちろん、全国のミステリー好きの人たちもたくさん訪れてほしい新スポットが、、名古屋大須に誕生します。

ミステリー専門書店「謎解き生活」に行くには

「謎解き生活」は、大須観音に近い大須商店街・大須観音通り内(Seria大須店の隣)にオープン。地下鉄鶴舞線『大須観音』駅からは徒歩5分程度、地下鉄名城線・鶴舞線『上前津』駅からは徒歩10分程度です。営業時間は10時~19時、定休日は不定休となっています。

※本記事の作成にあたっては、「謎解き生活」を運営するわかさ生活様に取材ご協力を頂きました。ありがとうございました。

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この記事を書いた人
ナゴヤトコトン編集長

ナゴヤトコトンの発起人兼編集長。名古屋を毎日面白がっているうちに「こうなったらトコトン面白がってやろう!」とノリと勢いだけでWebマガジン「ナゴヤトコトン」を立ち上げた模様。
名古屋と名古屋めしが何よりの栄養源。好きな金鯱は名古屋城の金鯱。

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