古のオルゴールの音色には、昔の人たちが求めてきた音楽への思いが詰まっています。
金山総合駅南口にある金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)で開催中の「オルゴールミュージアム展 in NAGOYA 残された音 ~自動演奏楽器の歴史をめぐる旅~」は、2フロア390坪のスペースに120点以上のオルゴールコレクションが展示されている日本最大級の移動オルゴール博物館展。コレクションの質・量ともに、既存のオルゴール博物館でも味わう事の出来ない大型イベントが名古屋で開催されています。
博物館ブースでは、“世界最古のオルゴール”の特別展示をはじめ、オルゴール黎明期に製作された宝飾、時計、小物、シリンダーオルゴール、ディスクオルゴール、オートマタ(自動人形)、蓄音機、大型自動演奏楽器などオルゴールの様々な姿を通して自動演奏楽器の歴史が紹介。展示スペースの中にはお城の中に迷いこんだようなアンティークで高級感溢れるフォトエリアも設置されており、お姫様気分を味わいながらSNS映え間違いなしの一枚を撮影することができます。
さらに今回は、約100年前のスタインウェイ社のピアノにエオリアン社の自動演奏装置が組み込まれた機械仕掛けの自動演奏ピアノも展示。映画「のだめカンタービレ」や「ディズニーファンタジア」などで使用された名曲『ラプソディ・イン・ブルー』を、作曲者であるガーシュイン本人が当時演奏した鍵盤のタッチ、ペダリングを収録した記録に基づき、忠実に再現した演奏を聞くこともできます。
日本最大級の移動オルゴール博物館展「オルゴールミュージアム展 in NAGOYA 残された音 ~自動演奏楽器の歴史をめぐる旅~」は2024年1月21日まで開催。オルゴールファンはもちろん、音楽好きの方も、美術品が好きな方も、機械好きの方も必見です。