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映画『五十年目の俺たちの旅』が上映スタート 名古屋・ミッドランドスクエアで行われた舞台挨拶に中村雅俊・田中健が登場【取材レポート】

1975年10月から日本テレビ系列で放送されて人気を博した「俺たちの旅」が、放送開始から50周年を迎え映画となってスクリーンに登場。カースケ、オメダ、グズ六の3人の「今」を描く最新作「五十年目の俺たちの旅」が2026年1月9日より全国公開となりました。

50年目にして初の映画版として制作された「五十年目の俺たちの旅」の公開を記念し、1月11日には名古屋駅のミッドランドスクエア シネマにて舞台挨拶が開催。カースケ役として長年にわたり主演をつとめ、本作では初めて映画監督としてメガホンをとった中村雅俊氏と、同じく長年にわたりオメダ役をつとめてきた田中健氏が登場しました。

ナゴヤトコトンでは、1月11日に行われた名古屋での舞台挨拶の模様を取材。この記事では、「五十年目の俺たちの旅」の舞台挨拶の模様をお届けします。

昭和を代表する青春ドラマの50年目の続編「五十年目の俺たちの旅」

2026年1月9日に全国公開された「五十年目の俺たちの旅」は、1975年10月より放送された昭和を代表する青春ドラマ「俺たちの旅」の50周年記念作。東京・井の頭公園を主な舞台として繰り広げた熱い青春群像劇を繰り広げたカースケ、オメダ、グズ六の50年後である「今」を描いています。

1年間にわたり放送された「俺たちの旅」は、その後も1985年に『十年目の再会』、1995年に『二十年目の選択』、2003年に『三十年目の運命』にスペシャルドラマがTV放映。かつてのファンたちとともに、カースケたちも人生を歩んできました。

約20年ぶりの続編となる「五十年目の俺たちの旅」は、シリーズ初の劇場映画として製作。本作品では、シリーズを通じてメインディレクターを担当してきた故・斎藤光正氏に代わり、主演を務めてきた中村雅俊氏が監督を担当しています。

中村雅俊氏とっても初の映画監督作品となる今作のテーマは、「人生の終盤をどのように輝かせようとするのか」がテーマ。初放送時は20代の青春真っ盛りだったカースケ、オメダ、グズ六の3人が、70代の老境にさしかかってなお三者三様に人生を生きる姿を描いています。もちろん作中には過去の映像もふんだんに登場。彼らの『五十年目』の物語であると同時に、彼らが歩んできた『五十年間』の物語である点にも注目です。

■五十年目の俺たちの旅 ストーリー

津村浩介“カースケ”(中村雅俊)と、大学時代の同級生の神崎隆夫“オメダ”(田中健)、カースケの小学校の先輩である熊沢伸六“グズ六”(秋野太作)の3人は70代になり、付き合いはすでに50年を過ぎている。カースケは現在、従業員10人ほどの小さな町工場を経営し、オメダは現在も鳥取県の米子市長を務め、グズ六は妻のおかげで介護施設の理事長の座に収まり、それぞれ平穏な日々を過ごしていた。

そんなある日、カースケの工場にオメダがやってくる。カースケは、米子市長を務めるオメダを誇らしい気持ちで従業員に紹介するが、オメダは思いつめた様子ですぐにその場を後にしてしまう。

また別の日、カースケの工場で制作中だったポットが大量に割られる事件が起きる。その中に懐かしい砂時計を発見したカースケ。その砂時計はかつての恋人・洋子と行った思い出の地、鳥取砂丘で買ったものだった。20年前に病死した洋子を懐かしむカースケだが、グズ六から「洋子が生きてる!」と驚きの情報を耳にし…。

名古屋での舞台挨拶に中村雅俊氏・田中健氏の2名が登壇

「五十年目の俺たちの旅」の公開に合わせ、1月11日(日)には名古屋駅にあるミッドランドスクエア シネマにて公開記念舞台挨拶が開催。”カースケ”中村雅俊氏と”オメダ”田中健氏の2名が登場すると、満席となった会場は大きな歓声に包まれました。

中村氏・田中氏の両名の発案におり、客先の間の通路からサプライズ登場 

50年間にわたりカースケ役を演じてきた中村雅俊氏は、本作では映画監督も兼任。冒頭の挨拶では「役者だったらまだそんな感情に至らないのかと思うんですが、監督をやったもんですから、その初日にお客さんが来てくれるのか、映画を見た後にどういう感想を持ってくれるんだろうかとか、いろんな思いが交錯して、ここのところあまり寝られませんでした。」と”監督・中村雅俊”として初めて迎えた公開直前の心情を吐露。そして会場に詰めかけたファンを前に「皆さんを目の前にして、ホッとした気持ちと、少し報われたのかなっていう気持ちでいます」と笑顔を見せていました。

オメダ役を演じた田中健氏は「50年! まさかまだ俺、まだオメダやれると思ってませんでした。でも50年経って、まだオメダやれて。奇跡だよね」と挨拶。最近も家族から「オメダさん」と呼ばれているという裏話も披露していました。

20年ぶりの新作となった「五十年目の俺たちの旅」は、4~5年前に最初の話が持ち上がったとのこと。シリーズ当初から脚本を担当している脚本家・鎌田敏夫氏から「どういう形でもいいからやりたい!」と声が上がり、企画がスタートしたそうです。

シリーズのメインディレクターを担当してきた故・斎藤光正氏に代わって監督を務めることになった中村雅俊氏は、この1年は「俺たちの旅」一色だったとのこと。「撮影後も、編集とかポストプロダクションっていう処理で4ヶ月くらいかかって。すごい大変だったんですけど、すごい楽しかったです」と監督業に邁進した一年を振り返っていました。

中村雅俊氏によると、本作のストーリー展開については「『え、これどうなってんの?』と思わせて、ちゃんと軌道修正して『俺たちの旅』に戻る」という狙いがあったとのこと。サスペンス風に仕立てた最初のシーンなども、今までと違う雰囲気を見せたいという思いから生まれたそうです。

そして作中話題として盛り上がったのが”オメダが娘に叩かれる”シーンについて。キーとなる重要なシーンということもあり、監督・中村雅俊氏からは娘・真理役を務めた前田亜季氏に対して「全力で叩け」と指示があったそう。「リアクションとして健ちゃんの顔、いい顔してたんで。すごくそれはそれでよかったな」と振り返る中村雅俊氏ですが、田中健氏は「痛かったもん」とボヤキ節。会場を沸かせていました。

他にもロケにまつわる裏話や、”グズ六”役を務める秋野太作氏との思い出話などてんこ盛りの内容で会場は大盛り上がり。あっという間に予定時間が経ち、終了の時間を迎えます。

「数多く作られてきた昭和の青春物ドラマの中で、『俺たちの旅』が金字塔と言われるようになったのは、ファンのみなさんが番組を愛してくれた結果」と感謝の言葉を話す中村雅俊氏。「60年と言いたいが、55年という方がまだ現実味があるような気がする」とさらなる続編の可能性についても触れると、会場からはこの日一番の拍手が起こっていました。

「五十年目の俺たちの旅」はミッドランドスクエア シネマ他、名古屋エリアの多数の映画館で公開中。作品内容やキャスト情報、上映スケジュール等の詳細については公式Webサイトにてご確認下さい。

■五十年目の俺たちの旅 上映劇場(名古屋・東海エリア)

愛知
ミッドランドスクエアシネマ、ミッドランドシネマ名古屋空港
イオンシネマ名古屋茶屋、ワンダー、大高、長久手、岡崎、豊田KiTARA、常滑、豊川
TOHOシネマズ赤池、木曽川、東浦、津島
ユナイテッド・シネマ稲沢、岡崎、豊橋18、阿久比
シネマワールド安城、豊川、中川
MOVIX三好

岐阜
イオンシネマ各務原、土岐
TOHOシネマズ岐阜、モレラ岐阜
シネマワールド大垣、マーゴ

三重
109シネマズ四日市、明和
イオンシネマ桑名、東員、鈴鹿、津南

2026年1月9日公開。映画『五十年目の俺たちの旅』公式HP
中村雅俊映画初監督。昭和の青春を象徴する“あの3人”に、スクリーンで会えるーー放送開始50周年を迎える、伝説のドラマシリーズが初映画化。2026年1月9日公開。映画『五十年目の俺たちの旅』公式HP

この記事は、2026年1月11日にミッドランドスクエア シネマにて開催された「五十年目の俺たちの旅」公開記念舞台挨拶の取材内容とプレスリリース情報に基づいて作成しました。貴重な取材機会を賜りましてありがとうございました。

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この記事を書いた人
ナゴヤトコトン編集長

ナゴヤトコトンの発起人兼編集長。名古屋を毎日面白がっているうちに「こうなったらトコトン面白がってやろう!」とノリと勢いだけでWebマガジン「ナゴヤトコトン」を立ち上げた模様。
名古屋と名古屋めしが何よりの栄養源。好きな金鯱は名古屋城の金鯱。

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