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名古屋市科学館の新施設「鉄道ひろば」が2026年3月28日にオープン 企画展「SLを感じよう!」も2月14日よりスタート【伏見】

名古屋市科学館で現在整備工事が進められている「B6型蒸気機関車等展示施設」の名称が「鉄道ひろば」に決定。2026年3月28日(土)に正式オープンすると公式X上にて発表が行われました。

また、「鉄道ひろば」に先立つ2026年2月14日~3月1日には、「鉄道ひろば」オープンを記念する企画展「SLを感じよう!」も開催。この記事では、2026年春より名古屋市科学館にてオープンする「鉄道ひろば」の見どころと、企画展「SLを感じよう!」の内容についてご紹介します。

名古屋市科学館「鉄道ひろば」は2026年3月28日(土)にオープン

名古屋市科学館公式Xより引用

現在整備工事が進められている「鉄道ひろば」は、かつて名古屋市科学館にて保存展示されていた「B6形蒸気機関車 2412号」が10年ぶりに帰還することに合わせて設置される新しい展示施設です。

従来は静態保存されていたB6形蒸気機関車ですが、今回の帰還に合わせて全面的な整備を実施。圧縮空気を動力として車輪がダイナミックに動く姿を見ることができる動態展示が行われることとなりました。

また、B6形蒸気機関車の横には透過型LEDモニターが設置され、プロジェクションマッピングのようにLED映像と車体を重ね合わせて見ることが可能。実際の蒸気機関車の仕組みを映像と実物を同時に見ながら学ぶことができます。

また、「鉄道ひろば」には、昭和初期に名古屋で製造された客車であるオハ 35 2001号、そして皇族の随伴者が乗車していた供奉車344号も展示。オハ 35 2001号は乗車して内部の見学もできるようになるとのことです。

供奉車344号のクレーン搬入の様子

これまで名古屋市科学館に展示されていた名古屋市電1401号も「鉄道ひろば」すぐ近くのスペースに移設展示されるとのこと。「鉄道ひろば」ないには、駅名看板風のエリアサインやプラットホーム時計・木製ベンチも設置され、昔懐かしい駅のふんいきを楽しむこともできます。

さらに「鉄道ひろば」の東側には、鉄道の歴史や蒸気機関車が活躍した産業革命時代の技術の変化なども学べる展示や、B6形蒸気機関車の実物部品の展示も行われるとのこと。有料エリア外のオープンスペースに設置されるため、名古屋市科学館の開館日であれば自由に見学することができます。

「鉄道ひろば」のすぐ隣には2025年12月23日にミュージアムカフェがオープン。「鉄道ひろば」開設後は、「鉄道ひろば」に面した大きな窓から様子を見ることもできるようになるとのことです。

B6蒸気機関車の動態復元を記念した企画展「SLを感じよう!」が2026年2月14日(土)~3月1日(日)まで開催

「鉄道ひろば」のオープンに先立ち、B6形蒸気機関車の胴体復元を記念した企画展「SLを感じよう!」が2026年2月14日(土)~3月1日)(日)まで名古屋市科学館にて開催されることが発表されました。

名古屋市科学館の自主企画となる今回の企画展では、国内11箇所で動態保存されているSLが走る様子を大画面で楽しむことが可能。さらに、B6形蒸気機関車の製造にまつわる貴重な資料や、愛知・岐阜・三重に保存されている蒸気機関車を紹介するコーナーも設置され、かつて大活躍したSLの魅力をたっぷりと味わうことができます。

名古屋市科学館の自主企画として開催される企画展「SLを感じよう!」は、名古屋市科学館の入館料のみで観覧可能。SLの歴史や貴重な資料を垣間見ることができるめったにない機会、お見逃し無く!

名古屋市科学館に行くには

名古屋市科学館は、地下鉄東山線・鶴舞線『伏見』駅5番出口より南へ徒歩5分程度。地下鉄鶴舞線『大須観音』駅からも徒歩圏内です。

※この記事は名古屋市科学館へ独自に取材した内容に基づいて作成しました。取材ご協力ありがとうございました。

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この記事を書いた人
ナゴヤトコトン編集長

ナゴヤトコトンの発起人兼編集長。名古屋を毎日面白がっているうちに「こうなったらトコトン面白がってやろう!」とノリと勢いだけでWebマガジン「ナゴヤトコトン」を立ち上げた模様。
名古屋と名古屋めしが何よりの栄養源。好きな金鯱は名古屋城の金鯱。

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