ナゴヤトレポート

「市営交通資料センター」が3月31日をもって閉館 閉館記念イベントが開催中【現地レポート/久屋大通・丸の内】

名古屋市中区にある「市営交通資料センター」は2025年3月31日をもって一般開放を終了し、閉館となることが決定。列車運転シミュレーターやジオラマ鉄道模型の運転も楽しめる名古屋市交通局の”ミニ鉄道博物館”施設が惜しまれつつ役目を終えます。

「市営交通資料センター」の閉館は「名古屋市営交通事業経営計画2028」にて発表されており、ナゴヤトコトンでもいち早く取り上げてました。今回、閉館日が改めて決定し、年度末いっぱいで一般開放が終了することになりました。

“最初で最後”のレア企画も! 3月31日まで閉館記念企画が開催中

市営交通資料センターでは、最終開館日である3月31日まで閉館記念企画が開催中。29年間にわたる来館者への感謝の気持ちが込められた今回の企画では、これまでは一度も行われなかった“最初で最後”の企画も行われています。

駅スタンプ&イベントスタンプの特別設置

市営交通資料センターでは、3月末の閉館まで東山線・名城線・名港線・鶴舞線・桜通線・上飯田線の全地下鉄路線の「駅スタンプ」を設置。これまで月ごとに1路線ずつしか押せなかったスタンプを一度に集めることができます。

さらに、閉館前の“蔵出し”として過去のイベントで使われていたスタンプも設置。昭和59年に作成された地下鉄4号線金山~新瑞橋間の開通10周年を記念したスタンプ1種と、昭和61年に行われたバス・地下鉄の日5周年を記念した「トライメトロン」のスタンプが登場しています。

ちなみにナゴヤトコトンは、名古屋市交通局が駅などで配布している「名古屋市バス・地下鉄路線図」を台紙代わりにしてスタンプを集めてみましたが、見事なまでに真っ赤になりました(笑)

記念スタンプ台紙&来館記念カードセットの配布

市営交通資料センターの館内の風景をあしらった閉館記念スタンプ台紙も数量限定で配布中。台紙には市営交通資料センターのシンボル的存在でもある「3050形列車シミュレータ」をあしらったスタンプを押すことができます。

また、これまで来館者に日替わりで1枚ずつ配布されていた「来館記念カードセット」についても、21種類全部のセットとして配布中。スタンプ台紙もカードセットも無くなり次第配布終了となりますので、ゲットしたい方は早めの訪問がオススメです。

思い出ノートも設置

資料コーナーの奥のテーブルには「思い出ノート」も設置。来館者たちが早速思いを綴っていました。

期限切れ記念乗車券の発売も3月31日までで終了予定

市営交通資料センターが行ってきた「期限切れ記念乗車券」の販売も3月31日で終了となるとのこと。売り切れ品が増えていずれも残りはわずかとなっていますが、3月31日までは在庫のある限り販売するとのことです。こちらもぜひお早めに。

展示品は当面センターに収蔵保管され、一般非公開に

市営交通資料センターは3月31日に一般開放を終了しますが、その後は非公開の資料センターとして存続するとのこと。これまで展示されていた「3050形運転シミュレータ」や列車運行表示板、ジオラマ運転台などはも当面資料センター内で非公開の状態で保管されるとのことです。

センターの方のお話によると、「レトロ・でんしゃ館」への移設の検討は行われているものの様々なハードルもあるために、現時点では「未定」とのこと。もう一度見ておきたいという方は、ぜひ3月31日までに市営交通資料センターまで足をお運び下さい。

「市営交通資料センター」に行くには

市営交通資料センターは地下鉄名城線・桜通線『久屋大通』駅または鶴舞線・桜通線『丸の内』駅からいずれも徒歩10分程度の場所にある「丸の内会館」6階にあります。名城線『名古屋城』駅からも徒歩圏内です。

市営交通資料センター|名古屋市交通局
市バス・地下鉄の貴重な資料や列車運転シミュレータなど、遊びながら学べる市営交通資料センターへのご来場をお待ちしております。
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この記事を書いた人
ナゴヤトコトン編集長

ナゴヤトコトンの発起人兼編集長。名古屋を毎日面白がっているうちに「こうなったらトコトン面白がってやろう!」とノリと勢いだけでWebマガジン「ナゴヤトコトン」を立ち上げた模様。
名古屋と名古屋めしが何よりの栄養源。好きな金鯱は名古屋城の金鯱。

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