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名古屋のど真ん中でホタルが見られるおすすめ観察スポット1選 2024はホタルの当たり年!【名古屋城外堀のヒメボタルまとめ】

名古屋城外堀のヒメボタル(2024年5月17日 23時頃 愛知縣護國神社近辺にて撮影)
編集長
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今年は例年以上にたくさんのヒメボタルが飛んでおり、絶好のチャンスです

この時期になると全国各地から聞こえてくるのが「ホタルが飛び始めました」というニュース。ホタルというと山の中や川原など人里から少し離れた場所で生息しているというイメージがありますが、実は名古屋のど真ん中でもホタルが見られるんです。

そこで今回は、名古屋でホタルが見られるおすすめ観察スポット1選をご紹介。実際に飛んでいる姿はもちろん、観察しやすい時間帯や観察時の注意点などもあわせてレポートします。

名古屋のホタルスポットは「名古屋城外堀」

名古屋のど真ん中でホタルが見られるのは、名古屋城に近い外堀通・本町橋を中心とした新御園橋~大津橋の間のエリア。近年は本町橋の西側付近で毎年5月中旬~6月上旬になるとホタルが空を舞う姿が確認されています。

この辺りで生息するのは「ヒメボタル」という種類のホタル。水辺で暮らすゲンジボタルやヘイケボタルとは異なる陸生のホタルです。

ヒメボタルは主に森の深い場所に生息しており、名古屋城外堀のように街の中心部でヒメボタルが生息している例は全国に見てもほとんど例がないとのこと。そんな超激レアスポットである名古屋城外堀のヒメボタルを守るために保護活動が行われており、シーズンになると毎日どれくらいのヒメボタルがいるか観察も行われています。

名古屋城外堀のヒメボタル
このサイトでは名古屋城外堀に生息するヒメボタルのことを案内しています。シーズン中は毎日更新!

上記ブログによると、2024年は少し早めの5月11日頃より頭数が増え、5月14日は頭数カウントを開始してから初めて4000頭を超えるヒメボタルが観測されたとのこと。以降、連日にわたって2000~3000頭のホタルが観測されており、「ヒメボタルの当たり年」の様相となっています。

観測しやすい時間帯は深夜23時~3時 スマホでも撮影できる!

名古屋城外堀のヒメボタルが空を舞う姿を見られるのは23時~3時頃の深夜帯が中心。本町橋~愛知縣護國神社にかけてが最も観察しやすいポイントとなっています。

チカッチカッと短い間隔で点滅するのがヒメボタルの特徴です。

特に今年は護國神社の境内にも多くのヒメボタルが姿を見せており、運が良ければ間近をふわふわと飛ぶホタルの幻想的な姿も見ることができます。

2024年5月17日 23時頃 愛知縣護國神社近辺にて撮影(後補正をかけています)

夜深い時間の暗闇の中ですが、露出を上げたりナイトモードを活用すればスマホでも空を舞うヒメボタルの姿を撮影することが可能です。

動画での撮影もおすすめ。運が良ければお尻を点滅させながら空を舞うヒメボタルの姿を撮影することも出来ます。

撮影時にはフラッシュNG! スマホ画面の明かりも要注意!

ヒメボタルを観察する際に注意が必要なのがスマホの取り扱い。ヒメボタルは強い光に大変弱いため、観察する際にはなるべく明かりをあてないようにしてください

撮影時のフラッシュ使用はもちろん厳禁ですが、スマホなどの画面の光も深夜の暗闇ではかなり強い光となります。スマホで撮影する際などは、画面の明るさを最小に調整するなどの配慮をお願いいたします。懐中電灯を使う際にも足下のみを最小限の明るさで照らすようにしてください。

また、深夜帯で暗い場所となりますので安全は最優先で。今年は護国神社の境内などでも十分観察できますので、柵がある場所などにはむやみに立ち入らないようご注意ください。

名古屋のど真ん中で暮らすヒメボタルたちをびっくりさせないよう注意しながら、ぜひその美しい姿を見に行ってみてください。

「名古屋城外堀のヒメボタル」を観察しにいくには

外堀通り・本町橋界隈~愛知縣護國神社にかけてが最も観察しやすい場所となります。最寄り駅は地下鉄鶴舞線・桜通線丸の内駅か名城線名古屋城駅、どちらからも駅から徒歩10分程度の場所となります。

夜間帯は近隣に駐車可能ですが、迷惑駐車にならないようご注意ください。

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この記事を書いた人
ナゴヤトコトン編集長

ナゴヤトコトンの発起人兼編集長。名古屋を毎日面白がっているうちに「こうなったらトコトン面白がってやろう!」とノリと勢いだけでWebマガジン「ナゴヤトコトン」を立ち上げた模様。
名古屋と名古屋めしが何よりの栄養源。好きな金鯱は名古屋城の金鯱。

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