
地下鉄の「赤い電車」が全面リニューアルされます。
名古屋鉄道は、地下鉄鶴舞線の相互直通運転区間を走行する「100系」の後継として、2026年度から新型通勤車両500系を新造すると発表。2026年から運用が開始され、順次置き換えが行われます。
地下鉄相互乗り入れ車両が47年ぶりに全面リニューアル!

現在地下鉄鶴舞線の相互直通運転区間で運行されている名鉄の車両「100・200系」は、1976(昭和54)年から運用が開始。名鉄では3扉の車両が多く走っていますが、100系・200系は地下鉄鶴舞線との相互直通運転に合わせて4扉車となっており、車両の両端に貫通扉が設けられています。
2026年から運行される「500系」は、名鉄名古屋本線などで運行されている最新型通勤車両9500系とをベースとして開発。9500系同様に、お客さまサービスのさらなる向上」「インバウンド対応の充実」「安全性の強化」「省エネルギー化の推進」をコンセプトとした最新技術を標準採用し、地下鉄鶴舞線への相互乗り入れに合わせて車両長20m・4扉・貫通扉を備えた車両となります。

外観面では、従来の赤色から9500系と同様のシルバーをベースに変更。名鉄カラーである「スカーレットレッド」に、「名鉄×Wao!」ロゴで仕様されている青色を追加したデザインとなっています。
青色の採用は地下鉄鶴舞線の路線カラーが青色であることにも関連していると考えられ、正面のデザインも相互乗り入れを想起させます。

この他500系ではドア付近にある袖仕切りを大型化。子どもでも持ちやすい低い位置にも握り棒が設置されるとのことです。

地下鉄鶴舞線相互乗り入れ用の名鉄新型車両「500系」は、2026年度に1編成が導入予定。現行の「赤い電車」100系・200系と順次置き換えられるものと思われます。

2026年度に新型車両500系を導入します
名古屋鉄道株式会社のプレスリリース(2025年5月8日 17時20分)2026年度に新型車両500系を導入します