デイリーナゴヤト

名古屋に湖に沈む古代神殿を発見!? 水中からそびえる無数の柱が支える謎スポットの正体とは?

まるで湖に沈む古代神殿!? 名古屋で見ることができるこの不思議の場所の正体とは?

先日名古屋をお散歩中に謎めいたスポットを発見。水の上に無数の柱が立っており、まるで湖に沈む古代神殿のようにも見えるなんとも幻想的で不思議な光景です。

謎スポットの奥の方へも水は広がっていますが、奥まで光が届かないので視認は困難。周囲はフェンスでぐるりと囲まれていますので近づくこともできません。

謎スポットはフェンスに覆われており近づくことは困難

この不思議な光景が見られるのは、名古屋市千種区にある「自由ヶ丘調整池」。大雨が降った際の浸水被害を防ぐために作られた、名古屋市内では最も古い雨水貯留水施設です。

とはいえ、浸水対策の調整池であれば、一般的にはこのような何本もの柱は設置されることはありません。しかし、この「自由ヶ丘調整池」では池の上にたくさんの柱を立てることでもう一つ施設を作り、有効活用が図られています。

その施設が「小学校の運動場」。柱の上の部分は調整池に隣接する自由ヶ丘小学校の南運動場となっており、昭和54年の調整池建設とともに整備されたそうです。

https://www.nagoya-c.ed.jp/school/jiyugaoka-e/rekishi/rekishi.html

ちなみに自由ヶ丘小学校の最寄りとなるバス停は「徳川山町」。

地名に「徳川」の姓が入った徳川山町 「徳川」が入った地名は名古屋では東区徳川(徳川町)と千種区徳川山町の2箇所のみ

その名の通り尾張徳川家に由来を持つ地名で、江戸時代にこの辺り一帯が尾張藩の狩猟場となっており、さらに当地に尾張藩の徳川山荘があったことにちなんでつけられました。

名古屋市:千種区の町名の由来(千種区)
千種区の町名の由来

また、自由ヶ丘調整池そのものに入ることはできませんが、調整池の周辺は散策路となっておりお散歩することは可能。名古屋に実在する「まるで古代遺跡のような謎スポット」は、地域の人たちの暮らしを守り、子どもたちの笑顔を作る大切な施設でした。

自由ヶ丘調整池に行くには

地下鉄名城線自由ヶ丘駅から南方向へ徒歩7分程度(地図上では「自由ヶ丘小学校 南運動場」が目印となります)

この記事をシェアする
この記事を書いた人
ナゴヤトコトン編集長

ナゴヤトコトンの発起人兼編集長。名古屋を毎日面白がっているうちに「こうなったらトコトン面白がってやろう!」とノリと勢いだけでWebマガジン「ナゴヤトコトン」を立ち上げた模様。
名古屋と名古屋めしが何よりの栄養源。好きな金鯱は名古屋城の金鯱。

ナゴヤトコトン編集長をフォローする
タイトルとURLをコピーしました