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全部分かればスガキヤ通!大須に誕生した「レトロスガキヤ」の”細かすぎるレトロ要素”まとめ7選【レポート】

編集長
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ナゴヤト編集長がレトロスガキヤをまるっと調査しました!

地下鉄名城線・鶴舞線上前津駅すぐ近くにある「スガキヤ大須店」が2024年6月27日にリニューアルオープン。昭和時代のメニューや店舗を再現した「レトロスガキヤ」として新しく生まれ変わりました。

レトロスガキヤなので告知看板のスーちゃんもちょっとレトロな4代目バージョン ソフトクリームが大きいですね(笑)

レトロスガキヤになったスガキヤ大須店には、店舗の内外装からメニューに至るまで「昔のスガキヤ」があちこちに復刻。そこで今回は、スガキヤ大好きなナゴヤトコトン編集長がオープン初日に訪問して見つけたレトロスガキヤの“細かすぎるレトロ要素”をまるっとご紹介。全部分かった方は、間違いなくスガキヤ通です!

全部分かればスガキヤ通! レトロスガキヤの“細かすぎるレトロ要素”

レトロ要素① レトロデザインの看板に刻まれた「スガキヤ創業の歴史」

レトロスタイルへの全面リニューアルに伴い屋外の看板もレトロデザインへと変更。過去の資料を探し出し、かつて使われていたデザインをなるべく忠実に再現しているとのことです。

書体や色使いはさることながら、最も注目すべきは「SUGAKIYA」の上に書かれている文字。ここが「SWEET FOODS & RAMEN」となっていることに気づきましたでしょうか?

今では「ラーメンと甘味」と言われているスガキヤですが、もともととは「甘味処」として創業。そのため、昭和時代は「甘味とラーメン」という順番でコピーが添えられていました。何気ない看板の一言にも、スガキヤの歴史が刻まれています。

レトロ要素② ピンク色を基調としたポップな店内

甘味処としてスタートしたスガキヤがラーメンを販売するようになったのは「女性にも気軽にラーメンを楽しんで欲しい」との思いから。戦後の様相が色濃く残り、女性が一人でラーメン店に入るのが難しかった1940年代に甘味処を訪れていた女性向けにラーメンを提供するようになったのがはじまりです。

そうした経緯もあり、昔のスガキヤは今以上に女性向けを意識した内装だったとのこと。今回のレトロスガキヤでも、ピンクと白のストライプ基調の壁にレトロ感満点な照明で往時の雰囲気が再現されています。

レトロ要素③ テーブルには“昭和スーちゃん”のアクスタも設置

テーブルには名古屋人なら誰もが知っているスガキヤのマスコット「スーちゃん」のアクリルスタンドが設置。現行の5代目スーちゃんだけではなく、昭和な初代スーちゃんのアクスタも並んでいます。

このスーちゃんアクスタは店内であれば自由に移動させて写真をとってもOKとのこと。ラーメンや甘味と一緒に並べてかわいく写真をとれば、映え一直線間違いなしです(撮影に使った後は迷子にならないよう元の場所に戻してくださいね。もちろん誘拐(持ち帰り)は厳禁です!)

ちなみに初代スーちゃんの衣装は「白地に黒(赤)のドット柄」。今とは色目が逆になっているって気づきましたか?

レトロ要素④ 丼もラーメンフォークもレトロスタイル!

レトロスガキヤでは丼もレトロスタイルのデザインに変更。漢字で書かれた「寿賀囍屋」の文字が何とも渋いです。

そしてスガキヤといえばお馴染みのラーメンフォーク。なんとこちらもレトロスタイルとなっていました!

現在では、右利き・左利きのどちらでも使いやすいユニバーサルデザイン使用のラーメンフォークが使われていますが、レトロスガキヤでは旧タイプのラーメンフォークが復刻!店頭では2007年頃に現行モデルに切り替わっているものの、未だに「昔のデザインの方が好き」という声も多い旧モデル版のラーメンフォークがあえて採用されています。

そしてこのラーメンフォーク、実はレトロスガキヤのために改めて作り直した最新バージョンとのこと。その証拠となるのがラーメンフォーク中央に刻まれた「スーちゃん」の顔。金型そのものは昔のものを使いつつ、昔のラーメンフォークにはなかったスーちゃんの顔を今回のレトロスガキヤ用に入れて改めて作り直したとのことでした。古くて新しい令和最新バージョンのラーメンフォークはが楽しめるのはレトロスガキヤだけ!

レトロ要素⑤ 玉子入り&特製ラーメンは「生玉子」入り!!

もちろんラーメンそのものにも“レトロ要素”が満載! 玉子入りや特製ラーメンに「生玉子」が入るのも、大きなレトロ要素の一つです。

スガキヤの玉子入り&特製ラーメンにはもともと生玉子が使われていましたが、2000年代初め頃には現在の半熟玉子へと切り替わっていたとのこと。しかし、やっぱり半熟玉子と生玉子では味わい方が変わるんですよね。生玉子の場合には黄身を潰すことでスープとより一体感が生まれ、スープの味わいそのものが一層まろやかにふくらみのある味わいとなる魅力があります。

実はナゴヤト編集長は生玉子派、これは個人的にも超うれしい復刻となりました!

レトロ要素⑥ “スガキヤ味”のスープそのものもレトロ仕様

ラーメンに隠れたレトロ要素はもう一つ。“スガキヤ”味として親しまれている和風とんこつ味のスープ“にもレトロ要素がありました。

スープに隠されたレトロ要素は「ラード入り」であること。昔も今も変わらぬ”和風とんこつ味”と思いきや、何と昔のスガキヤラーメンのスープは「ラード」が使われており、今回のレトロスガキヤでは往時の「ラード入りスープ」も復刻しているとのことです。

実際に味わった感想としては「言われてみればほんの少しラードのコクがあるかな?」というところ。大須には万松寺店・赤門店と通常スタイルのスガキヤもありますので、違いを詳しく知りたい方はぜひハシゴして食べ比べてみてください!

レトロ要素⑦ 甘味メニューはレトロ復刻メニューがたくさん!

レトロスガキヤは昔のスタイルらしく甘味メニューもいっぱい! 往時には根強いファンがたくさんいた数々の甘味メニューが復刻発売されています。

ヨーグルトシェーキ」は緑のゼリーの食感と爽やかな美味しさがたまらない夏には絶対飲みたい一杯。「コーヒーゼリー」はしっかりコーヒーの美味しさを感じされるゼリーとソフトクリームのハーモニーがたまりません。”スジャータ”が付いてくるのも昔ながらのスタイルのままです。

他にも赤ワイン風の味わいが大人な雰囲気を感じさせる「ポンチ」や、スガキヤならではのソフトクリームが載った「オレンジフロート」「メロンフロート」、さらにはジョッキで出てくる「ジャンボドリンク」など“甘味処”ならではのオールドスガキヤスイーツが充実のラインナップ!デザートメニューはテイクアウトOKのものもたくさんあるので、大須の街歩きのおともにもピッタリです(ゴミはちゃんとゴミ箱へ)。

レトロな雰囲気で味わう“令和最新”のレトロスガキヤは最高!

今回は、名古屋・大須に”レトロスガキヤ”としてリニューアルしたスガキヤ大須店について、現地調査レポート形式でお届けしました。内外装や丼だけではなかく、細かなところまで“レトロ”に徹底的に拘り抜いたレトロスガキヤ。復刻リニューアルにあたってはスガキヤの“レジェンドスタッフ”たちにも多数協力し、できる限り往時の雰囲気を再現出来るよう努めたそうです。

一方で、スーちゃんの顔が刻まれたラーメンフォークなど、レトロ感を一層高める新たな工夫も随所に配置。レジもカード決済やQRコードなどにも対応する最新型のものが導入され、レトロと令和がハイブリッドされた、毎日でも通いたくなる楽しい“令和最新のレトロスガキヤ”となっていました。

オープン初日から大賑わいとなっていたレトロスガキヤ。名古屋大須の新たな名所となること間違いなしです!

リニューアルオープン記念の昭和スーちゃんステッカーと50円引チケットも頂くことができました!

「レトロスガキヤ」に行くには

レトロスガキヤ(スガキヤ大須店)は、地下鉄名城線・鶴舞線『上前津』駅8番出口から徒歩すぐです。

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この記事を書いた人
ナゴヤトコトン編集長

ナゴヤトコトンの発起人兼編集長。名古屋を毎日面白がっているうちに「こうなったらトコトン面白がってやろう!」とノリと勢いだけでWebマガジン「ナゴヤトコトン」を立ち上げた模様。
名古屋と名古屋めしが何よりの栄養源。好きな金鯱は名古屋城の金鯱。

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