ナゴヤトコラム

餅力の「焼きそば定食(玉子)」 ~ 真の最強ご当地焼きそば「名古屋鉄板焼きそば」に会いに行く(4)【矢場町・丸田町】

編集長
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名古屋鉄板焼きそばを語る上では外せないお店です。

最強のご当地焼きそば「名古屋鉄板焼きそば」を巡るナゴヤトコトンの旅。今回は丸田町交差点から少し路地へと入った場所にある「お好み焼き&焼きそば 餅力」さんの「焼きそば定食(玉子)」をご紹介します。

麺を作って65年 自家製麺の焼きそばが絶品!!

キャベツたっぷりの細麺焼きそば 今回は大盛りで注文

空港線・丸田町交差点の一つ北側の信号を東に少し入った場所にある「餅力」。大将ご夫妻で営まれている小さなお好み焼き・焼きそば屋さんです。

そんな「餅力」は、名古屋の焼きそば好きたちの間で必ず名前が挙がるほどの名店の一つ。その美味しさを支えているのが、長年続けてきた自家製麺の麺です。

もともと細麺が使われることが多い名古屋の鉄板焼きそばですが、「餅力」の焼きそばはその中でも特に細い麺を仕様。この細い麺を大きな鉄板で広げながら焼き上げることで、パリッと香ばしく仕上がっています。

それではいざ実食!

しみじみ美味いとは、きっとこのことを言うのでしょう……

この細麺がいいんですよ。しなやかさのなかにもしっかりコシがあり、どれだけでも食べていたくなるとはまさにこのこと。味付けにはウスター系のソースが2種類使われており、麺の中にもしっかりと味が入りながら表面にもこんがりと焼き付けられ、噛めば噛むほどに美味しさが口の中に広がります。

今回は「玉子」で注文しましたので具材はほぼキャベツのみ、トッピングにも紅ショウガと超シンプルスタイル。しかし、この細かく切られたキャベツからしっかり甘味が引き出されて、焼きそば本来の美味しさを余すところなく味わえます。

玉子は目玉焼きを上に載せるスタイル。焼きそばとともに鉄板でちょうどよく焼かれた目玉焼きは白身はしっかり熱が通っていながら黄身は半熟という最高の仕上がりです。

で、手元にはご飯と味噌汁がある。

となれば、もうこうするしかないんですよね……。

ご飯に焼きそばをON、さらに目玉焼きをドーンとON! 「ミニ焼きそば丼」の完成です。はい、優勝です。ありがとうございます。

まるで昭和で時が止まったかのような「餅力」さん

地下鉄名城線矢場町駅から東陽通を抜け、空港線を越えて徒歩10分程度の場所にある餅力。細い路地の中で昭和な雰囲気をヒシヒシと感じる佇まいのお店は、いつ足を運んでも地元の常連さんと思しきお客さんたちが思い思いに楽しんでいます。おしゃべりしながら昼呑みを楽しむお客さんも多いのは、地元で愛されてきた何よりもの証ですね。

店内にはおちゃめで手先が器用な大将が作ったアイテムも。これ何か分かりますか?

この謎の箱の正体は爪楊枝入れ。レバーを押すとパカッとフタが空き、小鳥がひょいっと爪楊枝を一本加えて取り出してくれるんです。これがもうかわいすぎて、これやりたさに餅力に行くまであります。

さらにお茶目な大将は、PayPayならぬ「餅力Pay」も導入!お会計をすると、おまかせ神社になぜか参拝。チーンと金をならすと……?

神様にお参りできて、さらに餅力Payポイントがその場で還元されます(笑) 

そんな餅力は価格も昭和。このご時世に焼きそば単品が430円と驚異のお値打ち設定!今回頼んだ「焼きそば定食(玉子)の麺大盛り」でも全部コミコミで740円と名古屋中心部にあるお店とは思えない昭和価格でお腹いっぱいになれちゃいます。

まるでタイムスリップしたかのような昭和の雰囲気に包まれた「餅力」。美味しい鉄板焼きそばをいただきながら、ゆっくりとした時間をぜひお過ごしください。

餅力「焼きそば定食(玉子)」

メニュー名焼きそば定食 玉子 麺大盛り
細麺・自家製麺(生麺を鉄板の上で蒸し焼き)
具材・トッピングキャベツ、紅ショウガ
ソースウスター系2種
目玉焼き/上乗せ
価格(税込)740円(焼きそば単品430円~ 麺大盛り100円)
(上記は筆者訪問日時点の情報です)

餅力さんに行くには

地下鉄名城線矢場町駅 3番出口から東へ徒歩10分程度。千早公園の近くにお店があります。
駐車場はないため近隣のコインパーキングをご利用ください。

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この記事を書いた人
ナゴヤトコトン編集長

ナゴヤトコトンの発起人兼編集長。名古屋を毎日面白がっているうちに「こうなったらトコトン面白がってやろう!」とノリと勢いだけでWebマガジン「ナゴヤトコトン」を立ち上げた模様。
名古屋と名古屋めしが何よりの栄養源。好きな金鯱は名古屋城の金鯱。

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