年が明けたと思ったらあっという間に1月も後半に突入。もう間もなく節分を迎え、スーパーやコンビニなどでも豆まき用の豆や鬼のお面などがたくさん並ぶようになってきました。
通常は2月3日になることが多い節分ですが、今年は暦の関係で2月2日が節分になるとのこと。2月2日ちょうど日曜日と重なるため、例年以上に節分詣でを楽しみやすい暦となっています。
そこで今回は、2025年にぜひ行きたい名古屋の節分にちなんだスポットを1+3つまとめてご紹介。厄をはらい、福を迎えるのにピッタリな節分スポットで、開運パワーをいっぱいもらっちゃいましょう！
2月2日が節分になるのは4年ぶり！
2月2日が節分になるのは、2021年以来の4年ぶりとのこと。節分の日は「立春の前日」となりますが、地球の公転周期が1年ピッタリではないため、通常は2月4日となる立春の日が年によって2月3日になったり、2月5日になったりするんだそうです。
2021年以降はしばらくの間「閏年の翌年」の立春が2月3日になるため、その年の節分も2月2日と1日前倒しになることに。ちなみに2021年より前に2月2日が節分になったのは1897年（明治30年）と100年以上も前のこと。とっても珍しい体験が4年に1度やってくるんです。
2025年の節分恵方は「西南西」！ 名古屋の節分恵方は「荒子観音寺」
2025年の節分にぜひ参拝したいのが名古屋市中川区にある「荒子観音寺（浄海山 圓龍院 観音寺）」。徳川家康が名古屋城を築城した際、甚目寺観音、龍泉寺、笠寺観音（笠覆寺）とともに鬼門の方角を鎮護する「尾張四観音」の一つと定められた由緒あるお寺です。
名古屋の節分では、この「尾張四観音」のうち、その年の福徳をつかさどる神である歳徳神がいる方角である「恵方」に近いお寺に行くと御利益があると言われています。
尾張四観音の節分恵方は「笠寺観音」→「龍泉寺」→「荒子観音寺」→「笠寺観音」→「甚目寺観音」と5年サイクルで回っており、「西南西」が恵方となる2025年は荒子観音寺が恵方となる年。荒子観音寺によると、2月2日の節分には例年と同じように豆まきなどの節分会行事が行われるとのことです。
節分豆まき券を購入すると、豆をまくこともできます。
荒子観音寺に参拝したらぜひ見ておきたいのが立派な仁王門。
両側の窓の中を覗くと拝観できるのが立派な仁王様の木像。この木像は円空の作。大変貴重なものです。
境内にある多宝塔は名古屋市内最古の木造建築物。国の重要文化財として指定されています。
ちなみに荒子観音寺は戦国武将として名を馳せた前田利家が再建したとされるなど、深い縁があるスポット。近くには前田利家の誕生地跡もあります。歴史好き・武将好きの方なら一緒に巡るのもおすすめです。
「荒子観音寺」と一緒に行きたいグルメスポット
荒子観音寺の境内のすぐ北側にあるのが「吉田麺業 荒子店」。1890年（明治30年）創業の老舗製麺所が営む名古屋でも有数のきしめん屋さんでは、昔ながらのスタイルを残したおいしいきしめんをいただくことが出来ます。
シンプルなきしめん以外にも、たっぷりの具材載ったあんかけきしめん「八宝きしめん」も絶品。寒い日でも体がポッカポカに温まります。
「荒子観音寺」に行くには？
荒子観音寺は地下鉄東山線「高畑」駅から徒歩10分程度、あおなみ線「荒子」駅から徒歩8分程度で向かうことができます。
尾張四観音の甚目寺観音、龍泉寺、笠寺観音（笠覆寺）でも豆まきなどを開催
荒子観音とともに尾張四観音と定められた甚目寺観音、龍泉寺、笠寺観音でも2月2日にはそれぞれ節分行事が開催されます。開催時刻などは各寺により異なりますので、それぞれWebサイト等でご確認ください。なお、龍泉寺では御祈祷を受けられる「節分特別祈願祭」が行われますが、福木・福餅投げ・豆まきは行われませんのでご注意ください。
2025年の節分に巡りたい名古屋エリアのおすすめ縁起スポット5選
名古屋城
節分の日にぜひ行っておきたいのが尾張四観音の“中心”となる名古屋城。節分関連イベントは特に行われませんが、節分詣でへと向かう際に名古屋城から出発するといっそう御利益が高まるかもしれません。お時間のある方は名古屋城から出発して、荒子観音寺、甚目寺観音、龍泉寺、笠寺観音（笠覆寺）と尾張四観音を巡ってみるのも楽しそうです。
名古屋城は地下鉄名城線『名古屋城』駅より徒歩すぐです。
大須観音
名古屋で最も盛大な節分会の行事が行われるのが大須観音。2025年も2月2日の朝10時から18時まで豆まきなどの節分会が行われます。豆まき祈祷券を購入すると、豆まきに参加することも可能です。
また、2月2日の13時18分からは、久屋大通公園『希望の広場』から大須観音まで宝船の福の神・七福神と共に大行列でパレードする「宝船行列」も開催されます。
大須観音は地下鉄鶴舞線『大須観音』駅から徒歩5分程度。地下鉄名城線・鶴舞線『上前津』駅からも大須商店街経由で徒歩で向かうことができます。
城山八幡宮
名古屋市千種区にある城山八幡宮でも一般参拝者対象の追儺神事（豆まき）を2月2日15時より開催。城山八幡宮の豆まきでは、近隣商店等の協賛による景品が当たることもあり、毎年多くの参拝客で賑わいます。2025年も160～170本の当たりが用意されるとのこと。節分参拝すれば福を授かれるかもしれません。
城山八幡宮は地下鉄東山線・名城線『本山』駅、または地下鉄東山線『覚王山』駅よりいずれも徒歩10分程度です。
節分に縁起スポットを巡って、“福”がいっぱいの御利益パワーをゲット！
今回は2025の節分に巡りたい名古屋のおすすめ節分スポットを1＋3つご紹介しました。この他にも名古屋の多くの寺社で豆まきなどの節分行事が行われます。ナゴヤトコトンの調べによると、次に節分が土日と重なるのは5年後の2030年2月3日（日）になるとのこと。数年に1度しかやってこない貴重なタイミングである2025年の節分は節分にゆかりのあるスポットを巡り、思いっきり御利益を頂いちゃいましょう！