これからの名古屋人には必須のテクニックです。
既に発表されているとおり、名古屋鉄道では2024年3月16日から運賃・特別料金の改定を実施。消費税率の改正に伴う運賃改定はこれまでも行われてきましたが、実質的な運賃の見直しは1995年以来となります。
このことは、裏を返せば名鉄は29年間にわたって実質的な運賃を維持しつづけてきたということ。物価や人件費がどんどんと上がる中でも、名古屋エリアで暮らす人たちや国内外から名古屋にやってくる多くの人たちの交通を支え続けてきてくれたことに感謝の気持ちが募ります。
今回の名鉄の運賃改定では、これまで360円だった「ミューチケット(特別車両券)」も450円に引き上げられるとのこと。ただし、今回の改定では「閑散時間帯割引料金」が設定され、平日の9時台~16時台と土休日の全ての時間帯では、ある条件を満たすと300円と現行よりもお値打ちな価格でミューチケットを購入することができるようになります。
名鉄特急の特別車に300円で乗車するための方法とは
平日日中と土休日に設定される「閑散時間帯割引料金」を適用して300円で特別車に乗るためには、「名鉄ネット予約サービス」経由でミューチケット(特別車両券)を購入することが条件。「名鉄ネット予約サービス」は会員登録しなくてもPCやスマートフォンからクレジットカード決済でミューチケットを購入することができます。
ホームについてから「あ、この時間に載るなら特別車にしよう」と思った時にも手元のスマホで手軽に購入できるとっても便利な「名鉄ネット予約サービス」。これからは「閑散時間帯割引料金」も使えるようになり、名鉄を使う名古屋人の強い味方になってくれそうです。
また、3月16日からは、これまで「名鉄ネット予約サービス」では対応していなかった「乗継ミューチケット(目的の駅まで直通列車がない場合に2乗車2枚1組を1枚分の価格で購入できる特別車両券)」にも対応。さらに、通勤などで毎日利用する方向けに異なる日付の同一列車の特別車両券を最大10日分まとめて1決済として購入できる機能も新たに設けられるとのことです。
一方、今までは基本料金と同額だった「車内精算料金(特別車に乗車してから支払う特別車両料金)」については、3月16日以降は基本料金よりも50円高い500円に設定。閑散時間帯割引料金と比べると200円も差があることになりますので、乗車前に「名鉄ネット予約サービス」でしっかり購入しておくのがGoodです。