3月20日午後7時20分頃、名古屋方面と中部国際空港を結ぶ名鉄空港線にて、強風の影響によりパンタグラフ・送電設備が損傷するという事態が発生。20日当日の運転が取りやめになるとともに、21日も始発から運転見合わせとなるとのこと運転再開までは相当程度の時間がかかると発表がありました。
名古屋方面から中部国際空港(セントレア)へ向かうことができる鉄道ルートは名鉄空港線しかないため、運転再開まではセントレアへ電車で向かうことができません。そこで今回は、名鉄空港線が使えない場合における中部国際空港へ行くための代替手段を緊急でまとめました。
名古屋市内中心部(栄・伏見)とセントレアを結ぶリムジンバスを利用する方法
名古屋市内中心部からセントレアへ向かう場合は、リムジンバスを利用する方法があります。
名古屋観光ホテル・錦通本町・栄オアシス21バス乗り場から乗車可能で、交通渋滞等がなければおよそ1時間程度でセントレアに到着可能です。
栄オアシス21バス乗り場からの出発時刻は6:10、8:10、10:10、12:10、14:10、16:10、18:10の7便が運行。料金は1500円(交通系IC利用可)です。
明日は混雑が予想されますので、始発となる名古屋観光ホテルバス停(地下鉄伏見駅近く)からの乗車が良いかもしれません(栄オアシス21バス乗り場の出発時刻より概ね15分前の発車となります)。
また、セントレアから名古屋方面へ向かう場合にもこのリムジンバスを利用出来ます。中部国際空港からの発車時刻は9:40、11:40、13:40、15:40、17:40、19:40、21:40となります。
JR東海道線刈谷駅経由で向かう方法
名古屋方面からJR東海道線で刈谷駅まで移動してバスに乗車する方法もあります。刈谷駅のバス発車時刻は5:40、7:20、8:20、10:00、11:50、13:40、16:20の6便。1時間程度でセントレアに到着しします。料金は1500円です。JR東海道線沿線からの移動する場合には、刈谷経由が便利な場合もあります。
もちろん、セントレアから刈谷経由で名古屋方面などへ向かうこともできます。発車時刻は下記Webサイトにてご確認ください。
常滑駅からセントレアへのタクシー利用も候補 明日21日は代行バスの運行を手配中
名鉄の運転見合わせ区間は常滑駅~中部国際空港駅間となっており、常滑駅までは名鉄で向かうことができます。しかし、常滑駅と中部国際空港を結ぶ路線バスは1日2本に限られており、選択肢として現実的ではありません。
常滑駅からタクシーでセントレアへと向かう場合には、概ね3000円弱の予算となるとのことです。(NAVITIMEでは2,610円と表示)。少し割高にはなりますが、急ぎの移動の場合には選択肢となるかと思われます(常滑駅に向かう前にタクシーを手配しておくのがオススメです)
また、名鉄によると明日21日は常滑駅~中部国際空港間で代行バスを手配中とのこと。ただし、車両台数には限りがあるため、乗車まで時間がかかる見通しとなっています。詳しくは名鉄Webサイトにて最新情報をご確認ください。
名古屋からセントレアまでは「定額タクシー」も運行
「乗り継いだり回り道したりするのはメンドクサイから、いっそ名古屋からタクシーで行きたい」という方もいらっしゃると思います。そういう方のために、名古屋とセントレアを結ぶ「定額タクシー」が名古屋のタクシー各社により運行されています。
定額タクシーとはその名の通り「運賃固定」のタクシーのこと。万が一渋滞などがあったときでも料金がうなぎ上りになるといった心配がないので、安心して利用出来ます。
名鉄タクシーの場合、名古屋市中区(栄・伏見・大須など)からセントレアに向かう場合の定額運賃は14,800円、中村区(名古屋駅)からは16,400円となります。また緑区からの定額運賃は10,500円なので、例えばいったん名鉄鳴海駅や地下鉄徳重駅などへ移動して利用すると少し節約出来るかもしれません。定額タクシーは事前予約制となっていますので、早めにご予約のご連絡をお忘れ無く。
今回は名鉄空港線の運転見合わせが発生したことに伴い、名鉄空港線経由以外でのセントレアへの行き方を緊急でまとめました。最新情報は各社公式Webサイトにてご確認ください。