
名古屋に本社を構える焼肉坂井ホールディングスが運営する「生ラム ジンギスカン酒場」ヤマダモンゴル名古屋新栄店が3月6日より新栄・CBC前て営業をスタート。ジンギスカンの本場・北海道で大行列ができる人気店が名古屋に初出店します。

今回はオープンを前に一足先に行われたメディア試食会にナゴヤトコトンが参加。1度も冷凍していない生ラム肉の味わいをトコトンお届けいたします。
名古屋新栄店は「生ラム ジンギスカン酒場」にリブランディングした第1号店
「生ラム ジンギスカン酒場」を謳うヤマダモンゴルは、その名の通り「生ラム」を使ったジンギスカンを楽しめるお店。一度も冷凍していない生ラムを職人の目利きによる手切りでカットして提供するため、肉汁たっぷり、肉質が繊細で柔らかく、脂身のクセがない上品な味わいを楽しめます。

今回オープンする名古屋新栄店は「ジンギスカン酒場」としてリブランディングを行った初の店舗とのこと。メニューにはおつまみ類も充実させ、お酒も豊富にラインナップしています


「生ラム3種セット (肩ロース・もも・ショルダー)野菜付き」を実食!

ということでいよいよ実食タイム。今回は部位による美味しさの違いがよくわかる「生ラム3種セット (肩ロース・もも・ショルダー)野菜付き」を試食しました。
名古屋では本格的なジンギスカンを提供するお店が少なく、筆者自身もジンギスカンの食べ方に慣れている訳ではありません。そういったジンギスカンビギナーにも楽しんでほしいと、「ヤマダモンゴル」ではジンギスカンの美味しい食べ方を各テーブルに備え付けられており、さらに提供の際にはスタッフが丁寧に焼き方食べ方をレクチャーしてくれます。おすすめの肉の焼き加減まで教えて頂けたので本当に助かりました。
スタッフさんに教わったジンギスカンの基本の食べ方は、脂身を鍋のてっぺんに置くところからスタート。脂が少し溶けてきたら、ジンギスカン鍋にまんべんなく塗りつけてから、もう一度てっぺんに戻します。

そしてお肉を焼く前に、先に野菜をまわりに敷き詰めるのが基本。いったん野菜を鍋の上に広げてから周囲へと落とす方が焼きやすいです。野菜を鍋の周囲に広げることで、てっぺんに置いた脂や肉汁が鍋の周囲に流れ落ちて野菜に染み渡ります。これぞジンギスカンの醍醐味ですね。

野菜を並べたら、いよいよ生ラム肉を鉄板へON。生ラム肉は「焼きすぎない方が美味しい」とのことおで、片面をフチが白くなる程度までじっくり焼いたら、裏面をさっと焼いていただくのがオススメとのことです。

ちなみに生ラム肉3種盛りの肉は、店内にある肉の種類を書いたボードとお皿の色が対応しているとのこと。見た目ではなかなか区別がつきにくい生ラム肉も分かりやすく盛り付けられているのが助かります。


ということで、無事に生ラム肉も焼けていよいよ実食。今回は「もも肉」→「ショルダー」→「肩ロース」の順にいただきました。
きめ細やかさと赤身肉ならではの美味しさが堪能出来る「もも肉」

最初に頂いた「もも肉」は吸い付くようなきめ細やかさと柔らかさが特徴。ミディアムレアに焼き上がった生ラム肉はパサつき感を一切感じることなく、脂とは異なった「肉本来のジューシーな旨味」が存分に楽しめました。細やかな肉の繊維が崩れることなく旨味を閉じ込めているのは、生のままチルド輸送で運ばれた肉ならではの美味しさです。
脂分が少なく一切のしつこさがないので、どれだけでも食べられてしまいそうな美味しさ。個人的には2種類のタレのうちさっぱり味の醤油だれとの相性が良いと感じました。
ちなみにヤマダモンゴルでは、あえて生ラム肉に味付けを一切していないとのこと。「生ラム肉本来の美味しさをしっかり堪能してほしい」と肉への自信がみなぎるコメントを頂きました。
王道の味を貫くジンギスカン定番の味「ショルダー」

続いて頂いたのはジンギスカンの定番部位という「ショルダー」。腕の付け根に当たる部分で、モモ肉とは異なり適度な脂があり、それでいて肉本来の旨味も堪能出来るのが嬉しいポイント。本来はスジの多い部位ですが、職人技で丁寧にカットされているため柔らかく仕上がっており、気になる硬さは一切ありませんでした。
もちろん肉にはイヤな臭みは無し! 肉の旨味と脂身の甘味がちょうどいいバランスで楽しめる、ジンギスカンらしさあふれた肉でした。個人的にはコクのある「味噌だれ」でいただくのがお気に入りになりました。
生ラム肉の美味しさの心ゆくまで味わえる、満足感たっぷりな「肩ロース」

最後に頂いたのは肩ロース。モモ肉やショルダーと同様、肉質のきめ細やかさと柔らかさがありながらも、脂がしっかりとあるので満足感が最高!「肉を食べてる!」というワイルドさを最も強く感じました。
実は牛肉には思いのほか強い風味やクセがあるのですが、生ラム肉はラム肉ならではの風味がありつつもちょうどいい穏やかさなのがうれしいですね。脂身もほどよく、脂の味そのものがサッパリしているので、しつこさを感じることなくペロッと食べられてしまいました。
そしてお肉の合間に頂く焼き野菜が本当に絶品!脂や肉の美味しさを全部吸い込んで、何もつけなくても大丈夫なぐらいの美味しさに仕上がっていました。特にたまねぎの甘さがたまりません!
ジンギスカンの醍醐味が詰まった焼き野菜

ジンギスカンの美味しさを膨らませる2種類のタレ

ヤマダモンゴル 名古屋新栄店ではジンギスカンのタレとして北海道でポピュラーな「醤油だれ」に加え、味噌と醤油をベースに10種類以上の材料を配合した「味噌だれ」が用意されています。
「醤油だれ」は醤油に牛ダシとごまを加えたオリジナルのもの。一般的な焼肉のタレと比べるとかなりさっぱりした味わいです。塩味・旨味・甘味のバランスが整ったさらっとした味わいだからこそ、生ラム肉の味わいを邪魔することなく、むしろ肉本来の美味しさの輪郭を際立たせていました。
一方の「味噌だれ」は、様々な材料が配合されておりしっかりした味わいに。タレと肉の渾然一体となった味わいが素晴らしく、満足感もいっぱいです。
2種類のタレはどちらにも良さがあり、甲乙つけがたい美味しさ。個人的には「1口目は醤油ダレ、2口目は味噌だれ、3口目はお好みの食べ方で」というスタイルがヤマダモンゴルのジンギスカンを最大限に味わい尽くせる食べ方と感じました。
もう一つの名物「あがりラーメン」も必食!!

「生ラム ジンギスカン酒場」ヤマダモンゴルのもう一つの名物が「あがりラーメン」。ヤマダモンゴル創業当時からの〆の定番メニューです。こちらも今回実食させて頂きました。
「あがりラーメン」は、お鍋で茹でた麺をジンギスカンを食べて肉の脂や旨味がたっぷり詰まったタレにつけて食べるつけ麺スタイルのメニュー。この時、タレに「ほうじ茶」を加えるのがヤマダモンゴル流です。

タレにほうじ茶が加わることで、ほうじ茶ならではの香ばしさがプラス。タレに溶け込んだラム肉の脂分や旨味とも相まって、上質のラムスープに大変身します。ちなみにタレにほうじ茶を注ぐ量は「お好みで」とのことでしたが、1:1ぐらいの割合でも薄まることなくしっかり味わいを感じられました。
今回はせっかくの機会なので「醤油だれ」「味噌だれ」の双方にほうじ茶を注ぎ、つけ汁として頂いてみました。

醤油だれの方は、まさに最上質の醤油ラーメンのよう。タレにラム肉の美味しさが溶け込んでいることに加え、たれそのものに牛だしが入っているのでしっかりと旨味が感じられます。薬味として出てくるごまやネギをプラスすることで味わいがいっそう膨らむのもGood。さらに、ジンギスカン鍋のてっぺんでカリカリになった「脂」をプラスしてみたら、焼けた脂の香ばしさと旨味が爆発しました!

一方の味噌だれは、しっかりとコクのある美味しさ。しつこさを感じることなく、北海道ならではの味噌ラーメンを思わせる味わいになりました。こちらはテーブル薬味として用意されているニンニクや粗挽きのとうがらしが好相性。さらにパンチの効いた味わいとなり、食べ応えも抜群です。
結論としてはこれまたどちらも甲乙つけがたい美味しさ!両方作って、両方食べるのが一番いいですね。さらにスタッフさんに教えて頂いた裏技が残った醤油だれと味噌だれのつけ汁を混ぜる「全部合体」。実際に試して見たところ、最後の最後に美味しいが全部大集合! 濃度を少し調整すれば、そば湯感覚で楽しめる最高の〆スープの完成です。
ヤマダモンゴルには他にも注目メニューがいっぱい!
今回は、新栄に新しく誕生するヤマダモンゴル 名古屋新栄店の試食会の模様をお届けしました。
今まであまりジンギスカンを食べてこなかった筆者ですが、こんなに美味しいものをこれまで食べてこなかったのか……!とちょっと後悔してしまうぐらいの美味しさに仕事も忘れてパクパク全部食べてしまいました(笑)
ヤマダモンゴルでは他にも様々なメニューがあるほか、季節ごとに旬の味を楽しめる焼き野菜なども登場するとのこと。ドリンクメニューには北海道らしさ満点のアルコールやソフトドリンクもあるので、「酒場」としても北海道気分を満喫出来ます。

「生ラム ジンギスカン酒場」ヤマダモンゴル名古屋新栄店に行くには
「生ラム ジンギスカン酒場」ヤマダモンゴル名古屋新栄店は、東新町交差点近く、CBCの正面向かい側に3月6日(木)オープン。地下鉄東山線『新栄町』駅から徒歩7分程度。地下鉄東山線・名城線『栄』駅、名鉄『栄町』駅からも徒歩10~15分程度です。