
JR東海として初となる在来線鉄道用品のオークション販売がJR東海のECサイト「JR東海MARKET」にあるJR東海直営ショップ「JR東海鉄道俱楽部」にて開催中。今回のオークションでは、2020年3月に廃止された参宮線の臨時駅「池の浦シーサイド」駅の駅名標をはじめとした貴重なアイテム8店が出品されています。
「JR東海鉄道俱楽部」在来線鉄道用品オークション販売商品まとめ
駅名標(参宮線・池の浦シーサイド駅)

かつて三重県伊勢市で営業していた参宮線・池の浦シーサイド駅の駅名標。2020年3月に廃止された際に、取り外し保管していたものが今回出品されています。
時刻表(参宮線・池の浦シーサイド駅)

かつて三重県伊勢市で営業していた参宮線・池の浦シーサイド駅の時刻表も出品。2020年3月に廃止された際に、取り外し保管していたもので、駅に設置されていた金属製の掲示板と一体となっています。
豊橋駅連動図表(東海道線/飯田線・豊橋駅)

豊橋駅の信号扱所に設置されており、2025年1月の連動取替工事で取外して保管されていた連動図表も出品。駅構内に列車を安全、かつ効率的に進出入させるために作成するもので、駅構内の信号機と転轍機(ポイント)の制御条件をまとめた図と表で構成されます。
建物資産標(武豊線・半田駅)

半田駅高架化工事に伴い、2021年に旧駅舎の柱から取り外された建物資産標も出品。構造物と一体となったもの(1個)、プレートだけ取り外したもの(4枚)がセットになっています。建物の種類や竣工年月日を記録した標識であり、建物の情報を明確化するために設置されます。
精算所プレート(武豊線・半田駅)

半田駅高架化工事に伴い、2021年に旧駅舎から取り外された精算所プレートが今回のオークションで出品されています。
出口プレート(武豊線・半田駅)

半田駅高架化工事に伴い、2021年に旧駅舎から取り外された出口を示すプレートも出品されています。
カンテラ信号灯

在来線の現業機関で発見されたカンテラ信号灯も出品。裏面に「磯村E-2型 合図燈」の表示がされています。カンテラ信号灯は信号機の一種で、主に駅員が運転士、車掌等乗務員へ手信号または各種合図を表示するために用います。
閉塞用スタフキャリア

在来線の現業機関で発見されたスタフキャリアも出品。キャリアのみでスタフは付属していません。
スタフは、非自動閉そく方式で用いられる通行票の役割をする金属製の円盤。ある閉そく区間に1つの列車しか走行させない場合に、通行する証としてその区間専用のスタフを列車に携行させます。
※今回販売するスタフキャリアは名松線で使用されていたものと思われます。
※いずれも写真はイメージです。
オークションは6月19日まで開催中。
今回の在来線鉄道用品オークションは6月19日(木) 23:59までJR東海MARKET オークションページにて開催中。なお、オークション終了10分前から終了までに入札があった場合、入札可能時間が10分ずつ延長となるとのことです。
