子どもたちの安全を守るために建てられました。
名鉄西枇杷島駅から徒歩数分、清須市西枇杷島町二見交差点にある「西枇杷島歩道橋跡」は日本最初の横断歩道橋の遺構。近隣の小中学校に通う子どもたちが安全に通学できるよう、1959年(昭和34年)に造られました。
過去に前例のない日本で初めて歩道橋ということで、歩道橋の構造や設置方法、さらには「道路なのか構造物なのか?」というところまで建設省や警察と一つずつ協議して決めていったそうです。
50年にわたり子どもたちや街の人たちの安全を守ってきた日本初の歩道橋は、老朽化と道路拡張工事の影響により2010年(平成22年)9月に掛け替え。現在は同じ場所に緑色が美しい「西枇っ子歩道橋」がかけられ、子どもたちや街の人たちの安全を昔と変わらず守っています。
「西枇杷島歩道橋」の遺構は「西枇っ子歩道橋」に現存。さらに古い歩道橋の一部は名古屋大学で保存され、経年劣化の貴重なサンプルとして研究資料として使われているとのことです。
貴重な歴史遺構「西枇杷島歩道橋跡」を見に行くには
JR東海道線枇杷島駅から徒歩7分程度、名鉄名古屋本線西枇杷島駅から徒歩8分程度です。