緑青色の屋根とはしばらくの間お別れです。
洋風の建物に和風の屋根を冠した「帝冠様式」の建造物として国の重要文化財にも指定されている愛知県庁本庁舎。そのシンボルとしても親しまれてきた緑青色の銅板屋根が老朽化によりたびたび剥がれ落ちる状況になったことから、2022年10月より葺き替え工事が行われています。
葺き替え工事では古い銅板を新しいものと交換。これにより、愛知県民のみならず、ドラマや映画などでもたびたび登場した緑青色の屋根が真新しい赤銅色へと代わるとのことです。
屋根を葺き替えた後、年数を経ると銅が錆びて再び現在の緑青色になっていくとのこと。愛知県によると、およそ30年ほどかかる見込みとのことです。
愛知県庁本庁舎が国の重要文化財であることから、部材の一つずつまで丁寧に調査確認を行いながら工事が進められているとのこと。このため、屋根の葺き替え工事が完了するのは2026年になる見通しとなっています。
青緑色の屋根が大きく変化へ ”重要文化財”愛知県庁で屋根のふき替え工事 工事の舞台裏に潜入
ドラマの舞台で使われることも多い愛知県庁は国の重要文化財で、現役の庁舎として使われているのは全国でも珍しいです。青緑色の屋根が印象的な建物ですが、この屋根が数年後、大きく変わる予定といいます。工事の舞台裏にテレビ初潜入です。
また、工事に伴って愛知県庁本庁舎では構内規制を実施。駐車場も今までより減少しているため、愛知県庁を訪れる際には公共交通機関の利用が推奨されます。
愛知県庁本庁舎屋根修理工事に伴う構内規制の実施について - 愛知県
愛知県本庁舎屋根修理工事に伴う構内規制のお知らせです。