ナナちゃんの”頭”とツーショットも撮れる！「名鉄百貨店71年分の歴史展」が名鉄百貨店本店にて開催中　見どころは？【独自／名古屋駅】

2026年2月末にて閉館する名鉄百貨店本店では、閉館記念イベントとして「名鉄百貨店71年分の歴史展」を7階連絡通路にて開催中。名鉄百貨店が歩んできた歴史を一堂に振り返る、最初で最後の展覧会が行われています。

会場には名古屋駅のシンボルとして親しまれてきた「ナナちゃん」の実物大レプリカも登場。この記事では、懐かしい思い出とともに71年の歴史を振り返ることができる「名鉄百貨店71年分の歴史展」の見どころをご紹介します。

会場で最も目を引くのが、名古屋駅のシンボルとして長年親しまれてきた「ナナちゃん」の実物大レプリカ。頭部と右手がそれぞれ設置され、一緒に写真を撮影できるようになっています。

名古屋駅に行けばいつでもナナちゃんに会うことができますが、これだけ間近でナナちゃんの”頭”を見られる機会は名鉄百貨店の歴史の中でもめったにありませんでした。大きなナナちゃんの頭と並んで写真を撮れば、いっそう小顔に映るかも！？

隣にはナナちゃんの「右手」のレプリカも設置。手を近づけてハイタッチしている風に撮影することも可能です（撮影するときにはナナちゃんの右手に触れないようにご注意ください。）

また、会場内にはナナちゃんがこれまでお着替えしてきた衣装のデザインを振り返ることができる展示も設置。季節やイベントに合わせて着替えてきたナナちゃん、間違いなくナゴヤのトップモデルですね。過去のナナちゃんの衣装はぜひ現地でご覧下さい。

ナナちゃん衣装ギャラリーのすぐ近くには、名鉄百貨店で使われてきた歴代の制服コレクションも展示。最初期は緑色だったのが意外すぎます！

ナナちゃんの等身大レプリカのすぐ近くには「写真で振り返る名鉄百貨店ギャラリー」が設置。長年歴史の中で撮りためられてきた名鉄百貨店の様々な場面が紹介されています。もちろん往時のナナちゃんの姿を映した写真も。ナナちゃんの名前の元となった「セブン」の文字がかっこいいですね。

他にも会場内には過去の催事ポスターを多数展示。「そうそう、こんなのあった！」と思わず声に出してしまいそうな懐かしいイベントポスターも登場しています。

さらに会場内には名鉄百貨店で使われてきた「包装紙」や「紙袋」も集結。名鉄百貨店の顔として使われてきた歴代の包装デザインでも歴史を振り返ることができます。

ちなみに現行のデザインは2007年から使用されているもの。初期の頃のデザインと並べて比較できるのも名鉄百貨店ならではです。

名鉄百貨店ビル内にあった「名鉄ホール」も2月末にて閉館を予定。名古屋駅で演劇文化を育んできたホールに残された貴重な資料の数々も展示されています。

ポスターや台本だけでなく、実際に名鉄ホールで使われていたスタンドマイクやピンスポットライトの「実物」も展示。貴重なお宝に出会うことができます。

これらの展示については動画を除いて全て撮影OKとのこと。いまのうちに思い出を納めておくのがおすすめです。

会場通路には、名鉄百貨店への感謝を伝えるメッセージボードも設置。花の形のカードとペンが備え付けられており、これまでの感謝の気持ちをメッセージに込めて贈ることができます。既にたくさんのメッセージが張られ、一面花盛りです。

メッセージボードに貼られたメッセージの一部は2月18日からナナちゃん人形の”衣装”上でも紹介されるとのこと。あなたのメッセージが、ナナちゃんとともに名鉄百貨店のフィナーレを飾ります。

「名鉄百貨店71年の歴史展」に行ったらぜひ一緒に見ておきたいのが、名鉄百貨店の8～9階を結ぶエスカレーター。現在のものとは異なり、手すりが垂直に立ち上がっている非常に珍しいエスカレーターです。

実はこのタイプのエスカレーターが現役で稼働している、日本では名鉄百貨店だけ。世界での2基しか現存していないと言われている大変貴重なものなのです。

超貴重なエスカレーターも、2026年2月末で見納めに。貴重なエスカレーターに乗れるのも今のうちです。

名鉄百貨店では、2026年2月の閉館に向けて閉店セールを開催中。お得がいっぱいつまった名鉄百貨店に足を運んで、フィナーレをぜひ見届けましょう！

「名鉄百貨店71年分の歴史展」は、名鉄百貨店の本館とメンズ館を結ぶ7階連絡通路にて2026年2月末の閉館まで開催。入場無料で、誰でも気軽に入ることができます。名鉄名古屋駅から直結、地下街からも行くことが出来ます。

※この記事は名鉄百貨店での現地取材の内容に基づいて作成しました。