名古屋市で行われる秋の恒例イベント「やっとかめ文化祭DOORS」が今年も10月26日から開催。名古屋のまちを舞台に、長い歴史の中で育まれてきた名古屋の文化や物語と出会える祭典が行われます。
今年の「やっとかめ文化祭DOORS」には、身近なまちなかや劇場で伝統芸能を体感できる「まちなか芸披露」、まちを教科書に学ぶ「旅するなごや学」、名古屋が誇る和菓子をめぐる「なごや和菓子」、プレ企画など、多彩なプログラムが目白押し。歴史ある文化を守り伝えることだけではなく、新しいカルチャーが生まれ混ざり合う場を目指して「芸どころ名古屋」が動き出します（一部のプログラムは有料です）。
まちなか芸披露 ～ 見慣れたまちの中で「芸どころ名古屋」を体験
まちなか芸披露は、見慣れたまちの中で「芸どころ名古屋」を体験できるプログラム・現代のストリートで披露されるバラエティーに富んだ伝統芸能や、劇場で開かれる珠玉の舞台公演を楽しめます。
まちなか芸披露オープニングinナディアパーク
名古屋のまちがいつもと違う姿に変わる、にぎやかな日々のはじまり。辻狂言、日本舞踊ステージ、やっとかめ音楽ステージと盛り沢山の演目が楽しめます。
まちなか芸披露オープニングinナディアパーク
日時：2024年10月26日（土）
13:10～ 辻狂言「福の神」
13:40～ 日本舞踊ステージ
14:10～ 音楽ステージ（笙・篳篥、ピアノ）
場所：ナディアパーク・アトリウム
料金：無料
新作能「草薙神剣 ～THE KUSANAGI SWORD Sacred Treasure～」なごや妖怪狂言「冥加さらえ」
名古屋の熱田神宮に祀られている「草薙神剣」。史実・伝承から、その数奇な運命を新作能として上演。オープニングに新作能で用いる謡をピックアップして、練習を重ねた子どもたちが披露します。あわせて堀川を題材にしたなごや妖怪狂言「冥加さらえ」も上演予定です。
新作能「草薙神剣 ～THE KUSANAGI SWORD Sacred Treasure～」
なごや妖怪狂言「冥加さらえ」日時：2024年11月2日（土）14：00～
場所：名古屋能楽堂
料金：一般 4,000円／障がい者等 3,000円／学生 1,500円（全自由席）
旅するなごや学 ～ まちを「生きた教科書」に、出会いと学びの歩き旅
人気企画「まちなか寺子屋」と「まち歩きなごや」がひとつに合体。まちを新しい発見に満ちた「生きた教科書」として、一期一会の物語に出会い、知られざる歴史を訪ね、学びながらなごやを巡ります。
なごや水路上観察さんぽ〜暗渠マニアックスと歩く「中井筋」〜
「暗渠」とはかつて川や水路だった場所のこと。名古屋にも、そんな“見えない水辺”が各地にあります。水路上観察を楽しむ2つの視点「だから視点」&「として視点」を駆使し、路面に描かれた模様から、謎の車止めまで“暗渠サイン”を探しながら、庄内用水の一つ「中井筋」を巡ります。
なごや水路上観察さんぽ〜暗渠マニアックスと歩く「中井筋」〜
日 時：11/3（日）10:00〜12:00
集 合：地下鉄東山線「中村公園」駅 改札口前
参加費：1,500円 定員：15名
ガイド：髙山英男、吉村生（暗渠マニアックス）
名古屋城を空想科学する
アニメや漫画に登場する事象を科学的に検証する「空想科学研究所」主任研究員であり「空想科学読本」シリーズの著者である柳田理科雄さんが、名古屋城を科学の眼で分析。文化財を空想科学の視点でおもしろおかしく思考します。はたして名古屋城がどんな数値になって現れることでしょうか？
名古屋城を空想科学する
日 時：11/4（月・祝）14:00〜16:00
場 所：名古屋城 本丸御殿 孔雀之間
参加費：2,000円（別途観覧料500円） 定員：35名
講 師：柳田理科雄（空想科学研究所）
なごや和菓子 ～ 和菓子天国・名古屋でひと味違った和菓子体験
名古屋は実は和菓子天国。生菓子の豊富なラインアップから、干菓子、お団子やお饅頭、どら焼き、あられまで和菓子好きには垂涎のまち、それが名古屋なんです。
今年もやっとかめ文化祭DOORSには「大好きな人に贈りたい、名古屋の和菓子」をテーマにした和菓子めぐりの旅をはじめ、お酒と和菓子のハーモニーに挑戦して実験するイベント、和菓子づくり体験（旅するなごや学）と和菓子企画がいろいろと登場。和菓子愛を求めてまちに出掛けましょう！
なごや和菓子とお酒の愛を叫ぶ！
名古屋の和菓子とお酒をどう組み合わせたら美味しいか？カリスマ和菓子バイヤーと、名古屋の和菓子屋の若旦那たちがタッグを組んで、和菓子とお酒の相性を楽しむ会を催します。当日は和菓子屋がその場で作る出来立てほやほやの和菓子も楽しめます。
なごや和菓子とお酒の愛を叫ぶ！
日時：11/8（金）18:30〜20:30
会場：愛知菓子会館
料金：4,000円（お楽しみ和菓子付き） 定員：70名
出演：畑主税（高島屋全店和菓子バイヤー）
協力：名古屋生菓子組合青年会
名古屋まつりと連携したプレ企画も開催
芸どころ名古屋の宝「山車からくり」〜祭りとものづくりの原点〜
愛知県には全国最多の山車からくりが現存。名古屋まつりで賑わう当日、山車からくりを通じて祭りとものづくりの原点に迫ります。戦前の東照宮祭の映像から、現在まで受け継がれる凄技解説などを始め、からくり人形師家系の現当主による特別実演も実施予定です。
芸どころ名古屋の宝「山車からくり」〜祭りとものづくりの原点〜
日 時：10/19（土）10:00〜11:30
場 所：東照ビル 1階 大会議室
参加費：1,000円 定員：80名
講 師：九代玉屋庄兵衛（尾陽木偶師）、末松良一（名古屋大学名誉教授）
名古屋甚句から読み解く、老舗企業の物語
尾張名古屋のメインストリートである本町通沿いの老舗企業名が、名古屋甚句の歌詞に隠されているのをご存知でしょうか？ 名古屋甚句に込められた名古屋の経済力と文化度の相関関係について検証し、最後はみんなで名古屋甚句を唄いましょう！
名古屋甚句から読み解く、老舗企業の物語
日 時：10/20（日）15:00〜17:00
場 所：THE KAWABUN NAGOYA
参加費：2,500円（お茶とお菓子付） 定員：40名
講 師：華房小真（華房流家元、正調名古屋甚句） 、中村禎一郎（中日新聞経済部デスク）
「やっとかめ文化祭DOORS」の他のプログラムやチケット購入方法などは、公式Webサイトよりご確認下さい。
