
日本刀を彩る”拵(こしらえ)”の魅力を伝える企画展「拵~日本刀を包む装い~」が2026年6月11日(木)~7月7日(火)まで名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」にて開催されます。
”拵(こしらえ)”とは、柄(つか)、鞘(さや)、鍔(つば)など刀を彩る装飾のこと。優美な意匠が施された逸品から一風変わった見た目のものまで多種多様な拵が一堂に集結し、刀剣文化を彩ってきた“装い”の世界とともに細部に込められた技巧や意匠を楽しめます。

この記事では、企画展「拵~日本刀を包む装い~」の見どころをご紹介します。
刀を美しく彩る「拵」の美を堪能! 企画展「拵~日本刀を包む装い~」の見どころ
至高の名品に施された美しい”拵”の意匠を堪能

「太刀」「打刀」など種類によって大きさや長さが全く異なる日本刀では、刀に合わせて様々な”拵”が制作されてきました。”拵”は時代とともに変化し、実用性だけでなく装飾美を追求する「刀の装い」へと変化。華麗な装飾が施された鑑賞用の拵も多数製作されるようになりました。
今回の企画展では、日本美術刀剣保存協会が定めた【重要刀装】に位置づけられる名品「金梨子地鞘打刀拵」が展示。金梨子地(きんなしじ)という漆塗の手法で作られた鞘の煌びやかな美しさには、ダレもが目を奪われます。江戸時代中期〜後期にかけて活躍した金工師・岩本昆寛による精緻な意匠が随所に施された金具にも注目です。
鯉がモチーフ!? 変わり種の拵えにも注目

今回の企画展では全31点の拵を展示予定。その中でも特にユニークな拵が、鯉をモチーフにした意匠が特徴的な「朱塗鯉形鞘短刀拵」です。
一風変わった拵ですが、「鯉が滝を登って龍になる」と言われることから縁起物として鯉が意匠に取り入れられたと考えられているとのこと。全体的な形状のみならず、細部に至るまで小さな魚が隠れており、作り手の遊び心が感じられる一品です。
多種多様なデザインが施された”拵”が集結

(上中)黒石目地和歌金蒔絵鞘 太刀拵
(上右)三鈷柄 剣拵
(中左)黒蝋色塗鞘 脇差拵(丸尻)鍔
(中右)金梨子地葵唐草紋蒔絵 薙刀鞘
(下)サーベル拵(刀 銘 兼吉作)
企画展「拵~日本刀を包む装い~」では、鳳凰の蒔絵が華麗な太刀拵「金梨子地鳳凰文蒔絵螺鈿衛府太刀拵」や、和歌の字面を大胆にあしらった「黒石目地和歌金蒔絵鞘 太刀拵」、透かし彫りが美しい「黒蝋色塗鞘 脇差拵(丸尻)鍔」など「日本刀の装い」ならでは美しさを堪能できる”拵”が勢揃い。一つひとつの拵に見どころが満載の”超絶技巧の美”を細部まで楽しめます。
柄巻師・平山直弥先生によるワークショップも開催

企画展「拵~日本刀を包む装い~」の会期中にあたる2026年7月4日(土)には、拵に欠かせない「柄巻(つかまき)」の技術に触れられる、柄巻師・平山先生によるワークショップを開催予定。参加方法や詳細については、公式サイト・公式SNSにて順次お知らせされるとのことです。

名古屋刀剣博物館企画展「拵~日本刀を包む装い~」に行くには
企画展「拵~日本刀を包む装い~」は2026年6月11日(木)〜7月7日(火)まで名古屋刀剣博物館にて開催。月曜日は休館ですが、7月6日(月)に限り臨時開館となります。開館時間は10:00~17:00(最終入館16:30)。地下鉄名城線「矢場町」駅または地下鉄鶴舞線「大須観音」駅からは徒歩10分程度、地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅からは徒歩15分程度です。
この記事は名古屋刀剣博物館を運営する東建コーポレーションの公式プレスリリースに基づいて作成しました。



