冬でも食べたくなる美味しさでした。
藤が丘駅のすぐ近く、商店街の一角にある「蕎麦切り のの屋」は、自家製麺の美味しいおそばが食べられるお店。2023年7月にオープンしたばかりの新しいお店です。
お店の看板メニューの一つが「こいたぬきそば」。自家製麺のおそばにたっぷりの天かす、甘い油揚げ、ねぎ、刻み海苔がトッピングされ、濃い目のつゆで頂く満足感たっぷりのメニューです。
岐阜の冷やしたぬきそばを彷彿とさせるフォルムの「こいたぬきそば」。いわゆる冷たいおそばですが歯がしみるほどキンキンに冷やされてはいません。この冷たさ加減が実に絶妙で、冬の寒い中でも美味しく頂く事ができます。
細くてもコシがしっかりと感じられる自家製麺のそばに少し甘めでまろやかな濃い目のつゆがピッタリ。濃口といっても決して塩辛さはなく、ダシや醤油の旨味がしっかりと感じられます。名古屋人ならきっと好きなタイプのつゆですね。
甘めに煮付けられた油揚げも思わず笑顔になるおいしさ。濃い目のつゆと天かすが絡むと美味しさが一層膨らみます。ねぎや刻み海苔の良いアクセントですね。
そんなのの屋のもう一つの看板メニューが「肉そば」。冷たい麺×冷たいつゆ、冷たい麺×温かいつゆ、温かい麺×温かいつゆと3種類の組み合わせからお好みに合わせて選ぶことができます。この日は温かい麺×温かいつゆを注文してみました。
温かい肉そばもまた絶品の美味しさ。ちょうどいい塩梅に炊かれたお肉と優しい味わいの温かいつゆがじんわりと体に染み渡ります。温かいそばもしっかりとコシを感じられ、また一口、もう一口と次々食べ進めてしまう美味しさです。
そして、珍しいのが味変に「粗挽き黒コショウ」がついてくるところ。
おそばに胡椒?と思うかもしれませんが、これが超ドハマリ! 甘味のあるつゆの味をピリッと引き締めながら、お肉やおそばの美味しさを一層引き立てます。肉そばにはラー油で味変するお店が多いのですが、粗挽き黒胡椒もベストパートナーだと実感しました。
最後は〆のそば湯でほっこりと。
冷たい肉そばや揚げ出しそばなど他にも気になるメニューがたくさん。駅前で気軽に入れる「のの屋」。藤が丘に行ったら定期的に立ち寄りたくなるお店でした。
「蕎麦切り のの屋」に行くには
地下鉄東山線・リニモ藤が丘駅徒歩すぐ。商店街の一角にあります。
営業情報はお店の公式インスタグラムにてご確認下さい。