
名古屋を中心に店舗展開を行っている三洋堂書店では「24時間ギャラリー」の第2弾を24時間営業を行っているよもぎ店内にオープン。前回に続き、名古屋を拠点に世界で活躍されている写真家HASEO氏の大型作品や限定ARTポスターなど合計28点の作品が展示されています。
“顔パス”で入れる24時間営業書店がアートと融合

三洋堂書店では書店として日本で初めて顔認証による入店管理システムを導入。セルフレジとの組み合わせによる「スマート無人営業」を11店舗で実施し、日中の有人営業と合わせて24時間営業を行っています。
「スマート無人営業」の時間帯は、店舗ドアに設置されている端末で顔認証をするだけで入店可能。会員登録やアプリのインストールが不要であり、誰にも邪魔されない空間でじっくり本が選べる独特の楽しさもあることから利用者から高評価を得ているとのことです。
今回の企画は、「スマート無人営業」で24時間営業が行われている三洋堂書店よもぎ店を「24時間いつでも価値ある体験を得られる場にアップデートする試み」として実施。24時間営業の書店に「24時間ギャラリー」というアート体験を掛け合わせることで、書店という”場所”に新たな価値を提案しています。


今回展示されているのはは、名古屋を拠点に世界で活躍する日本創作写真界の第一人者であるHASEO氏の作品。本物にこだわり、自身の作品では合成を使用せず、花は全て生花を使用。独自の世界観の写真で物語を生み出し、オリジナルのストーリーを展開しています。

24時間本が買える事は自分のようなクリエイターにとって非常に嬉しいです。そして、クリエイターに限らず多くの人にとっても、早朝でも深夜でも、各自のライフスタイルに合わせて楽しめる時間を得られるのは素晴らしいことです。
そんな24時間営業を活かし、時間に縛られない自由なアート体験を提供して、書店をアートの発信拠点として再定義できたらと考え、今回全面的に協力させていただきました。
この企画は、アートをもっと身近に、地方でも楽しめるように機会を増やす第一歩であると共に、私が大好きな書店が全国で抱えている課題(集客・紙媒体への理解と普及 等)へのひとつの提案でもあります。実験的な試みだからこそ、未来への大きな可能性が詰まっています。
三洋堂書店よもぎ店「24時間ギャラリー」を見に行くには
三洋堂書店よもぎ店は名古屋市名東区よもぎ台にあります。地下鉄東山線『一社』駅からは徒歩20分程度。名古屋駅や栄方面からは基幹バス1号系統の利用が便利で、『猪高車庫』から徒歩7分程度です。
